「悩む位なら行動しよう」という考え方は、一度きりの人生においては素晴らしい事だと思います。なぜなら、なんだかんだ言っても結局は“やってみないとわからない”事のほうが、世の中には多いですから。
ただし、転職活動においては、こんな方は動かないほうがいい、というパターンも存在します。その状況のまま転職しても、失敗するのが目に見えているわけです。

大手企業で平穏な日々を過ごしてきた
大手企業に長く勤める方は、自分の仕事に対して受け取る報酬の水準が高く、通常は転職すると年収がかなり下がってしまうことになるでしょう。
年収が下がってまでやりたいこと、が目の前にあるならば別ですが、特にないようであれば、せっかく新卒採用の難関選考を突破して入社することができた職場です。やすやすと手放すのは惜しいと思います。
それなりに忙しくしているつもりではあっても、少数精鋭で戦っているベンチャー企業での仕事の比ではありません。そこまでハードな思いをしなくともたくさん稼げてきたこれまでの社会人生活を手放すには、それ相応の見返りがあって初めて有意義なものとなるでしょう。
ただ、隣の芝生が青く見えているだけ
具体的な比較・検討をしたわけではなく、断片的なウワサ話やネットの情報を見て「転職したほうが幸せになれそうだ」と安直に考えて転職活動に乗り込むタイプも、失敗まっしぐらのベタなパターンです。
なぜなら、今の仕事での課題が自分の中でクリアになっているわけではないので、なんとなく転職しても結局「前はこうだったのに・・・」「こんなはずじゃなかった・・・」などと、また新しい職場でのイヤな部分ばかりクローズアップされてしまって、転職したことを後悔するのがオチ。
大体、転職サイトでの求人情報なんて、どこも自社のいい事しか載せていないわけですから、「隣の芝生が青く見える」のは当たり前のこと。そんな一次情報だけに惑わされないようにしてください。
新天地に飛び込む勇気がない
転職とは、いくら同業、同職種であったとしても、やはり一度これまで積み重ねてきたキャリアを一旦脇に置いて、新しい職場環境へのチャレンジを行うことになります。
これまで培った人間関係、仕事の手順、知識と経験という階段を一つずつ昇ってきたのに、思い切ってジャンプして飛び降りる位の気概がなくてはなりません。例えば年収面でも、通常はその積み重ねたキャリアに対して昇給があったはずですから、その点を加味すれば同じレベルの仕事であってもスタート時の年収はダウンしてしまうことが常識です。
例え一時的にでも、年収は下げたくないし自分の社会的立ち位置、プレゼンスも下げたくない。そう考える方は、転職などせずに、今のキャリアを磨き上げることをまず優先してはどうでしょうか。
“他責”グセが染みついている
自分は悪くない。環境が、顧客が、商品が悪いから自分の仕事がうまく進まない。そんなふうに考えて、「もうこんな職場ではやってられない」と、投げ出すように転職活動を行う方も要注意です。
中には、実際に早く抜け出すべきだというブラック職場もありますが、何かにつけて人のせい、周りのせい、誰かのせいにしてしまう方は、きっと環境だけを変えても同じことになってしまいます。
まず自分にも落ち度はなかったか?もっとできることはなかったか?しっかり反省してみることが大切です。考え方を変えない限りは、どんな仕事を選んでも、またすぐにきつい、耐えられない、また転職したい・・・なんてことになってしまいます。
転職は今後、もっと活発になっていくものだとは言われています。
ですが、このように自分の生活環境や価値観が定まっていないまま、やみくもに転職しようというのは、あまりにも危険が多いのではないかと思うのです。
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