売り手市場となった昨今では、新卒で就職先を見つけることはそう難しい話ではありません。
しかし、自分の希望する企業から内定が出なかったという理由で就活が終わらないまま卒業してしまったり、あるいは入社後数年で「自分には合わない」として、すぐ退職してしまう若手人材も多々いるのが現状です。
今回は彼らの転職活動について、触れてみたいと思います。

新卒とのボーダーは年々緩く変化
かつては、どのような人材であろうと新卒と既卒ではまったく異なるカテゴリーの人材として扱われるのが通例でした。
社会人経験が乏しくとも、「就職」ではなく「転職」として選考に臨む。つまり、経験豊富で知識も備えた転職希望者と横並びが活動しなくてはならなかったのです。そもそも、一度入った企業で定年まで勤め上げるのが“普通”で良いことだとされていた時代には、入社してすぐに転職しようという心意気を生み出しにくい世論もあったかもしれません。
ところが最近では、転職すること自体はごくごくありふれたこと、になってきました。それに合わせて、新卒なのか若手の転職希望・・・つまり「第二新卒」なのか、という境界線は、次第にボーダーレス化してきたように感じます。
雇用側からしてみると、新卒だろうと既卒だろうと、まだ現場の経験も踏めていない、ポテンシャル採用という観点ではどちらも実質的な差異はさほどないはずです。年齢もすぐ近く、ですし。
制度が追いついていない企業も
とはいえ、あくまでここ数年のトレンドでしかなく、従来通り「新卒採用」=既卒者は対象に含めない、と線引きしている企業もあります。どうせ若手を採用し、教育する手間がかかるのであれば、どこの考え方にも染まっていない“白地”の学生を採用したい、というアイディアです。
本心ではどちらも一緒だと理解していながら、制度や受け入れ体制が時代のニーズに追いついていないだけのケースもあります。特に老舗・大手企業の中にはそのような体質の企業が混在しているように感じます。
先進的な考え方をし、改革を実行してきた企業の多くは、新卒だろうと既卒だろうと「元気な若者」という切り口で、平等にジャッジしてくれる機会も多々あります。
護送船団方式の採用活動の終焉
そもそも、に立ち戻ると、日本独特の新卒採用マーケットというもの自体の歪みが、次第に顕在化しつつあります。
あれだけの短期間でマッチングを図ること自体に無理があるのではないか、という考え方から、通年採用にシフトしている大手企業も続々登場しています。
通年採用や下回生でのインターンシップ実施などにより、ミスマッチは少しずつ減少していくはずです。
お互いにじっくり見極める期間が増えると、入社してすぐに退職してしまうような、いわゆる第二新卒層は発生しにくくなっていくのではないでしょうか。
今も昔も、元気な若者を欲しがってくれる企業は山ほどあるはずです。
自信を持って、若さを武器に頑張ってもらいたいですね。
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