学生時代の就職活動とは異なり、転職活動においては基本的には候補者の持つスペック、スキルがその求人の要件に合うか否か、という観点が合否基準の大半を締めることになります。しかし、私たちは人間です。一緒に仕事をすることになる方々とのフィーリング、感性が合うかどうか、ということは、実はとても重要なのです。自分の感覚を信じることが大事です。

結局、仕事をするのは人間である
当たり前のことですが、いくらIT環境が発達し、やれAIだ何だと新しいテクノロジーが発達し、職場環境もどんどん変化している中であっても、仕事をするのは生身の人間です。例えば入社直後の教育担当、直属の上司や同僚と感性が合うのかどうか、そこが合わなければ入社後のギャップはどんどん大きく根深いものとなり、果ては価値観の相違からすべての仕事に対して価値を感じられなくなったりしてしまいがちです。
言葉にして説明できない要素であっても“なんとなく”合わない、“なんとなく”好きになれそう、そんな感覚を重視して企業選択をしてもよいのではないでしょうか。
人事、役員だけと会って決めない
面接で出てくるのは大抵の場合人事担当者や人事部の部長クラス、または社長以下の経営陣です。あくまで面接の場では、多くの場合自社の良い部分しか触れてくれないでしょうし、中にはよかれと思って負の部分についても会話してくれる人もいるかもしれませんが、それでも会社の全貌は見えてこないもの。
そんな状態のまま内定を頂いたとしても、承諾する前にぜひ同じ職場で一緒に働くことになる社員の方々と会わせてもらうようにお願いしてみてください。そして、できれば実際のオフィスまで見学に行ってみることをお勧めします。
そこで自分に割り当てられることになるデスク、周囲の環境、どんな方々がいるのか、全部チェックすれば大まかな空気感、いわゆる社風というのは感じられるはずです。
この感覚は、ネットの画面をいくら覗いてみても感じ取ることのできない要素です。ぜひ、自分の身体を使って体感してみるべきです。
理性で選択し、感性で決める
複数の求人案件が手元にあるとして、いくつかの中から候補を絞るのはあくまで理論的に、ハード面での違い(勤務地、仕事内容、給与、福利厚生など)を見比べて絞り込んでいっても良いでしょう。
ただ、最後に残ったA社にするのか、それともB社か、これから受ける予定のC社か。そのあたりまでセグメントできていて、なおかつ話を聞いてみても甲乙つけ難い、、、といった状況になれば、最後の判断はファジーになりますが肌感覚、感性を頼ってみてもいいのではないかと思います。
恋愛などはまさに感性ですよね。相手が高年収だから、といった理屈だけで好きになることはないと思います。
理屈で攻めて、感覚で決める。
無意識的にこんな決め方をしている方、けっこういらっしゃるようです。
ただし、あくまで先に述べたように、複数の社員さんと会って決めることが大切です。たった1人、尊敬できる人がいるとしても、それだけでいいなと思ってしまうことは危険です。その方だけがたまたまフィーリングの合う社員さんである、という可能性もあるからです。
ぜひ、自分の感性も、もう少し信用してあげてください。
これまでの人生で、知らず感性も磨かれているはずですよ。
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