転職事例集

何をするか、ではなく誰とするか。仕事のモチベーションは、共に働く仲間によって左右される。

投稿日:2021-09-27 更新日:

転職活動で悩む方の気持ちは、本当によくわかります。
数多くある企業の中で、どこがいったい自分に合う企業なのか。
そもそも、今の職場に残るほうがいいんじゃないか?
本当に転職という選択で良いのか?

そんな悩みにぶち当たった方は、ぜひお読みください。きっと、ヒントにして頂ける事があるのではないかと信じています。





専門商社に入社。しかし・・・

私は、大学を卒業してとある専門商社に入社しました。

従業員はアルバイト、パートを合わせても40名程度の、こじんまりした会社でした。

社長は先代から引き継いだ二代目で、まだ30代の若い方でした。

創業者であるお父様の業績を守るというプレッシャーからか、ことあるごとに従業員にきつく当たることで、社内の雰囲気はお世辞にも良いとはいえない環境でした。

直属の先輩からは、「昔(お父様が社長だった頃)はこんな雰囲気じゃなかったんだけどなあ」と、ぼそっと寂しそうに呟いていたことを覚えています。

上司は選べないし、変わらない。

残念ながら、私にとっても二代目の社長さんは尊敬できる存在とは言えませんでした。

まだ新入社員の私に向かってでさえ、ちょっとうまくいかないことがあれば罵詈雑言の嵐。

従業員の気持ちを考えたり気遣ったりすることなどまったくなく、いつも業績が上がらないのはダメ社員のせいだ、という言い分。

これでは誰もついていこうとは思いません。先代もそのことは気にされていたようですが、病気で引退したためあまり職場にも顔を出されません。

3年経っても状況が変わらないこの会社に、私は限界を感じて転職を決意したのです。

なぜなら、まだ就任されたばかりのこの二代目社長は、少なくともあと10年以上はその座にいるわけで、ずっとそんな上司と共に社会人生活を過ごすのは、あまりにも人生の無駄使いになってしまうと考えたからです。

人によっては、それを「他責」「逃げているだけ」と呼ぶのかもしれません。

でも、逃げてでも早く環境を変えないと、自分自身の成長機会までなくなってしまうことが怖かったのです。

軸は「人」

そんな理由で転職活動を開始したため、私にとって最重要項目は「誰と仕事をするか」という一点でした。

エージェント会社のキャリアアドバイザーに相談する際にも

「何をやるかはさして問題視していません。営業職なので、幅広く対応できると思います。でも、上司、特に経営者は後で変えることができません。なので、尊敬できる方の元で努力したいと考えています」とはっきりお伝えしました。

後から聞いたのですが、アドバイザーの方にとっても、ここまではっきり優先順位を決めて相談してくれたので、企業も探しやすかったと喜んで頂きました。

給料は下がった。でも・・・

結果的に転職したのは、異業種ではありましたがまた商社での営業職。共通する要素も多々あり、何よりも懸念であった人間関係としては最高の環境で、社長さんは五十代の方でしたが懐深く、従業員の幸せと成長に対して本気でコミットしておられるところに惹かれました。

年収は前職よりも少しだけ下がってしまったのですが、私としては100点満点の転職ができたと思っています。給料は、自分のスキルさえ上がれば、評価する方さえいれば上げていけるわけです。

今は、モチベーション高く毎日の仕事に向き合うことができ、幸せな社会人生活を過ごせています。


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