転職活動は、新卒での就職活動とは異なり原則的には即戦力採用を行うため、どんな経験やスキルを持っているか、が重視されます。その上、企業によってはやはり学歴や前職の社格を気にするところもまだまだ多いのが実情です。本質的ではない、とわかりつつも、候補者を絞り込む際には履歴書や職務経歴書の中からある一定の「肩書き」でジャッジする、というケースは多々あるでしょう。
なぜ、転職活動においても選考時にそのような「肩書き」で評価されるのでしょうか?

人の習慣は簡単に変わらない
学歴を選考喜寿の1つにおいている企業はたくさんあります。でも、受験勉強で学んできたことの多くは、その職務を遂行するために必要な知識ではないですよね。
直接的にその仕事をすることには関係ないはずです。それでも、高学歴の人材が良いとする理由。これは、「勉強する=努力する」習慣が身についている、という点を評価しているから、なのです。
大の大人である私たちは、そう簡単に自分たちの習慣、癖を変えることはできません。普段から勉強する習慣がある人とない人、何年もかけてその差は大きくなっているのです。
資格を取得する必要のある仕事や、分析、研究を要する仕事であれば、そもそも机に向かう時間が多くなります。勉強すること自体にストレスを感じるようでは、到底やり遂げられません。そのため、勉強する、ということを日常的に習慣としてきたことそのものを評価されるのです。
努力の積み重ねがどこまで到達したか
もう1点。東京大学に合格した人は、そのへんの二流、三流大学にしか受からなかった人と比べると、受験勉強に対する努力の総量は遥かに大きかったはずです。FP1級や弁護士資格など、取得が難しい資格も同様です。努力の総量が多いほど、当然評価は高まりますよね。
「甲子園に出定しました」というのも近いかもしれません。それだけ野球にかける熱量が多かったから、強豪チームでレギュラーになれたのでしょうから。
これは本来、必ずしも学歴や資格、全国大会出場などの「肩書き」である必要はありません。自分がこれまでの人生で歯を食いしばって頑張ってきたことがあり、その成果がどうなったのかを客観的に、わかりやすく伝えることができればOKなのです。肩書きがあるほうが、その伝達手段が楽になるだけのことなのです。
仕事で大切なのは、愚直な努力である
ケースバイケースで、全てがそうだとは言えませんが、大抵の仕事にとって必要なのは諦めずに取り組むこと、努力し継続することです。それができるかどうか、は、どんな経験があって資格を持っているか、よりももっと大切なのです。
これまでに努力してこなかった人が、急に「明日から頑張ります」と宣言しても、それは信頼できる言葉にはならないですよね。だから、これまでにどれだけの事を成し遂げてきたのか、どんなことを積み重ねてきたのかが重視されるのです。
まったく経験やスキルがない、職務経歴書が真っ白であれば、それは論外ですが、ある程度素養のある人間であれば、多少のビハインドは努力でひっくり返せるのです。
「今」を懸命に努力する
とはいえ、職務経歴書に書く内容は、当然充実していればいるほど、採用対象としては良い評価をされる可能性は高まります。そのため、いくら転職したいと考えているのだとしても、今目の前にある仕事を疎かにしているようでは、努力できる人間だとは信用されません。
急にある瞬間から頑張ろう、と思ってみても、そう簡単に動けないのが人間の性というものです。日頃から、コツコツ努力する、し続ける習慣、クセを身につけておきましょう。きっと、その努力をきちんと評価してくれる面接官も出てくるはずです。
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