転職活動をする方の大半が、何かしら現状を変えたいと願い、理想の自分に近づけるための手段として転職というチョイスをするわけです。
しかし、転職活動もなかなか簡単にはいかないものです。いつしか、転職することそのものが目的化してしまい、転職した先にどんな将来が待っているのか、どんな人生にしたいのかというデザインができていない方も見受けられます。これでは転職活動などうまくいくはずもありません。しっかり考えていく事が大切です。

どんな人生を送りたいのか?
一番始めにしっかり時間をかけて考えるべきなのは、あなたがこの先、誰と、どんな人生を送りたいと考えているのか、ということです。
そんなのわかってるよ、という声が聞こえてきそうですが、そんなことはありません。意外なほどに皆さんは自分の人生の「理想像」「ありたい姿」について、考えられていないのではないでしょうか。日常の仕事や生活に追われて、つい将来設計のことを考えるのは後回しに・・・そんな方は、そこが宙ぶらりんになったまま転職活動など始めるべきではないのです。
例えばバリバリ働いてたくさんの収入を得ることで高所得者の仲間入りをしたいのか、はたまた収入はほどほどだとしても、家族や趣味に費やす時間をたくさん確保したいのか。そんな価値観ひとつの違いで、選択する企業や職種は違ってくるわけです。
そして、どの道が正解、というものも特にありません。
自分がどう生きてどんな仕事をしたいのか。そのイメージをできるだけ具体化していくことで、自分らしい生き方についてより深く考えることができるようになるでしょう。
極端に振ってみる
思考においてまずいのは、よく似た選択肢の中で考えてしまうこと、だと思います。AかBか、という選択に悩むのはいいけれども、そもそもAもBも、同じようなジャンルの中での選択肢でしかないようであれば、もっと他のチョイスについても知ることが大事です。
ですから転職活動においても、これまで続けてきた仕事の同業他社もあれば、まったく毛色の異なる新興ベンチャー、またニッチ業界の中堅老舗企業、などのように、振り幅を大きくした選択肢を探すのです。
そうして極端に振ってみることで、本当に自分がしっくりくるのはどんな時、場所、仲間、仕事なのか、少しずつ見えてくるものもあるはずです。
狭い視野で転職活動を進めてしまうことを防ぐためにも、転職サイトなどで現状の自分の知識の範囲内だけで求人を探すのではなく、エージェント会社に登録してキャリアアドバイザーに面談してもらう、という活動もお勧めです。まったく異なる視点からのアドバイスは、きっと役に立つと思いますよ。
選択し決めるのは自分自身
どれだけたくさんの選択肢を提示されたとしても、基本的に転職先として選ぶことができるのはたった1社です。もちろん、企業側だって選ぶ権利があるわけですから、相思相愛になるとも限りません。
ご縁も必要にはなってきますが、それにしても長く続けられる仕事を探して決定するのは、他の誰ならぬ自分自身の意思のみ、であるべきです。
家族がこう言ったから、エージェントに勧められたから、世間体が良さそうだから、・・・などの外的要因で選択してしまうと、後々自分自身が困る、後悔することになります。
周りは違う意見だけれども、自分の内なる声に従ってこの仕事に決める。そのくらいの意思がなければきっとその転職はうまくいきませんし、覚悟ができないうちは無理してまで転職しなくてもよいはずです。残るのも動くのも、自分自身の意思で決定することが重要です。いざつらい時にも、自分で決めたのだから頑張ろう、という想いが、仕事に対する大きなモチベーションとなってくれるはずです。
そして、決めた選択を正解にするための努力を惜しまないことです。なぜならば、転職してあなたの人生が終わりではなく、転職してからこそスタートなわけですから。転職活動が成功したと言えるのかどうかは、結局はあなた次第だということです。
どんな人生にしたいのか、しっかり考えて人生プランをデザインしてみてください。
大丈夫、命までは取られない
矛盾することを言うようですが、その一方で、「たかだか転職」だと大きく構える気持ちも必要です。
“この面接でうまくいかなかったらどうしよう・・・”と、人生がさも崖っぷちであるかのような捉え方をしてしまうと、転職活動ほどプレッシャーのかかる話もありません。仮に面接で落ちてしまったとしても、他にも魅力ある企業なんていくらでもありますし、入社したところが合わないのであれば、また転職してしまえば良いのです。
終身雇用制度が崩壊しつつある今、2度3度と転職すること自体は、今後ごくごくありふれた話になっていくはずです。失敗したとしても、またやり直すことができる。その心のゆとりも持っておいて頂きたいですね。
転職にはマニュアルなど存在しない。だからこそ、自分で選び、自分で決断し、自分の人生をしっかりデザインするという行動がとても大切なのです。頑張ってください!
その他の関連記事はこちら
facebookページはこちら