新型コロナ禍の煽りを受けて、仕事がなくなってしまった方や派遣切りを食らってしまった方などは致し方ないですが、そうではなく正社員として働いてはいるものの、今の会社の将来性に不安を感じて転職活動に乗り出そうとする方が増えてきています。
一刻も早く転職活動を始めるために、仕事を辞めてから取り組もうという考え方をすることもできますが、果たしてそのような行動でうまくいくのでしょうか?

経済不安をどこまで許容できるか
この経済不況が起きている最中で、多くの業界が苦しむことになりました。飲食業界、旅行業界などはまさに瀕死の状態です。
企業側が疲弊し採用意欲が削がれていくだけではなく、職を失って転職活動に参加する人数が今後激増することになるでしょうから、転職市場は圧倒的な買い手市場と変貌することになります。
そのため、おいそれと次の仕事が決まるかどうかはわかりませんし、転職活動自体が長期化することは覚悟しておくべきです。
となると、真っ先に考えなくてはならないのは家計のこと。離職するとなれば当然、収入はいったん途絶えるわけですから、そこから先はどんどん銀行口座からお金で出ていく日々が始まります。
数ヶ月分そのままでも生活できる蓄えがあれば良いですが、そうでない方はまず手元資金をきちんと計算してください。
場合によっては、短期でのアルバイトや派遣の仕事と並行しながら転職活動する必要が生じるかもしれませんので。
面接では「空白」を訊かれる
面接時には、「なぜ前の仕事を辞めたのか、今に至るのか」についてはほぼ確実に訊かれることになるでしょう。
場合によっては、無計画な人物だというレッテルを貼られてしまいかねません。
理路整然と、どのように考えてなぜ退職したのか、どんな希望で転職活動を行っているのか、自分の言葉でしっかり伝えることが重要です。
基本的には、転職活動時に現職中の方と無職の方とでは、前者が有利であることは間違いありません。少なくともその時点で、社会活動に参加している証拠があるわけですから。
それをひっくり返すために、その「空白」期間にもどれだけモチベーションを高く持って、前向きな行動をしてきたのかが大切になります。
時間的なゆとりがある
離職してから転職活動をする最も大きなメリットは、自分自身の人生をじっくり考えることができ、またいつでも面接を受けることできて、いつでも入社できることです。
その時間的メリットを活かさなくては、わざわざ先に離職した意味もなくなってしまいます。
面接日程や入社日についての打診を企業側から受ける際には、極力企業側の都合に合わせる努力をすべきです。「仕事もないのに、なぜ無理なの?」と思われないように、印象付けを意識してください。
時間を有効に使うためにも、早寝早起きで生活リズムを守ること、休むときにはしっかり休むなどのメリハリをつけること、情報収集のためのインプット時間を確保することなど、自己研鑽できるようなスケジュールを組み立てて、自制することが必要です。
いわばニートの生活になるわけですから、堕落した生活をしようとすればいくらでもできてしまいます。家族と同居している方であれば注意してくれる人が近くにいて良いですが、ひとり暮らしの場合にはより自制心が求められます。
焦りから判断を誤らない
離職してからの転職活動で最も気をつけなくてはならないこと。
それは、“早く次の仕事を決めなくては”という焦りから、とんでもないブラック求人に決めてしまったり、本来の希望とは異なる条件での内定先に決めてしまったりすることです。
経済的にも次第に困窮してきたり、面接で不採用が続くことで自分に自信を失ってしまったりすると、ついつい面接で合格してくれて自分のことを必要だと言ってくれる面接官が良い人に見えてきたり、その企業が自分に合うのではないか、と、短絡的に考えてしまいがちです。
もっと酷くなると、不合格が続き自暴自棄になってきた中で、「もう最初に内定をくれたところへ行こう」と、やけっぱちになってあちこちの求人に適当にエントリーしてしまうことです。
内定をもらうこと、働くことをゴールではないですよね。
次に選んだ職場で、長く落ち着いて働くことが目的での転職活動なわけですから、慌てずにじっくり取り組む必要があります。
崖っぷちの状況で落ち着ける自信がないという方は、やはり仕事を続けながら、保険をかけた形で転職活動することをお勧めします。
その他の関連記事はこちら
facebookページはこちら