転職活動で初めて書くことになるのが職務経歴書。大半の方が、これまで書いた事はもちろん、誰かの職務経歴書なるものを読んだ事さえないのではないでしょうか。一通り、ネットやマニュアル本などで書き方を調べて書いていくことになると思いますが、意外なところで失敗してしまいがちです。
今回は、よくある失敗例をいくつか取り上げてみたいと思います。
あらかじめ、よくある失敗を知っておくことで同じような落とし穴に落ちないように注意しましょう。

修正ペンはNG
職務経歴書は公的文書ではありませんが、企業にとっては採用有無を決定するための大切な資料です。安易に修正ペンを使うことは避けるべきです。また、書き直す気持ちがないとみなされることで、本気度が伝わらないというデメリットも考えられます。
また最近では、書いた後に消すことのできるフリクションペンも流行していますが、これも使用は控えるべきです。誌面が擦れて文字が消えてしまうことがあるからです。
何度も書き直すリスクや手間を考えると、できればパソコンで入力する方法がオススメです。
またパソコンを持っていない方でも、最近では多くの人材サービスが提供するスマホのアプリで作成できるようになっています。スマホのアプリ検索窓で「職務経歴書」と入力して検索してみてください。その際に、求人サイトへの登録を促されることになりますが、ついでなので登録しておくと良いでしょう。
抽象的なPRは刺さらない
「リーダーシップを発揮しました」
「責任を持ってやり遂げました」
といった、抽象的な自己PRはまったく相手には刺さらないものと考えてください。
職務経歴書を書く際には、自身で過去の仕事内容を棚卸ししながら、時系列に沿って書き込んでいくことになると思います。その時に、具体的にどのようなミッションを担ったのか、会社にどう貢献したのかを、外部の人間にもわかるように数字を用いて伝える工夫をしてください。
マネジメント経験があるのであれば、何人のメンバーを率いて、どのように管理し教育してきたのか、部下がどう成長したのかまで言及する。
難しい仕事をこなしたのであれば、どのくらいの難易度の業務をどのスパンで達成したのか、その厳しさがわからなければ伝わりません。
どうしても、主観が混ざると“あの時は大変だったなあ”と、ついつい感傷に浸って表現が緩くなってしまったりすることがあります。
下書きをした時点で一度、友人や家族にチェックしてもらって確認すると良いですね。
専門用語、社内用語の連発
業界、職種によるかもしれませんが、他業種へ転職しようとしている際に業界用語を連発していたり、一般語だと思っていたものが社内用語であって外では通用しないことが多々あります。
長年、ある会社で仕事を続けていると、悪気なく「その業界、社内でしか飛び交っていない言葉」が自然と染みついてしまっているものです。
面接時の口語でも同様に注意が必要ですが、面接の場合はまだ面接官から「それはどういう意味ですか?」と聞き返すことができます。
書類選考は一方通行ですから、受け取り手である面接官の気持ちになって、外部の人間にもすっと理解できる言葉を使う気遣いを忘れないでください。
業界や社内での専門用語ではなくても、最近巷で流行しているカタカナ言葉の安易な使用も避けたいところです。本当にその単語の意味をわかって使うならまだしも、多くの場合は誤用が目立ちますし、またどうしても軽薄な印象を与えることにもなりかねませんので。オンスケ、フィジビリティ、アジャイル、バッファ、コミットメント、・・・etc,etc。
中には略語だと知らずにそのまま職務経歴書に書いてしまうなんていう凡ミスも散見されます。気をつけましょう。
想いが伝わらない
職務経歴書か、あるいは履歴書の中で自己PR、志望動機を書いておくべきですが、このPR欄が淡々と「テンプレート的な」書き方で書かれているだけであれば、面接官に対して「入社したい」という想いは伝わりません。チェックするポイントは、他のどこかの企業を受ける際にも同じPR内容のままで出せてしまうような、“ベタ”な内容に終始していないかどうか、です。
職務経歴書とは、面接前に提出しなくてはならないため、転職者にとっては強制的に作成することにはなりますが、せっかく時間を割いて記入するのであれば、これまでの社会人生活を振り返り、自分自身がどんな事を考えながら仕事をしてきたのか、なぜ転職したいという想いに至ったのか、転職サイトなどで探す中でどうやって新しくこの企業と出会い興味を持ったのか、じっくり検討してみてください。
御社にはこんな想いがあって入りたいと思っているのですよ、ということを、自身の言葉でストレートに書くことができれば、きっと面接官にもその気持ちは伝わるでしょう。
読み手も心の通った人間ですから、誠実な想いが伝わるような書類に仕上げていきたいですね。
今回は、職務経歴書を作成する際に起こりがちなミスについてお伝えしました。
少しでも参考にして頂ければ幸いです。
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