学生時代から、居酒屋でホールスタッフのアルバイトをしてきた私は、就職活動がうまく進まなかったことで嫌気がさしてしまい、そのままフリーターとしてその仕事を続けていました。
20代も半ばに差し掛かり、やはり正社員としてしっかり稼いでいきたいと考えるようになりましたが、就職活動さえきちんとやりきることができなかった私に、今更どんな仕事ができるのか・・・転職活動を始めた当初は、とにかく不安でいっぱいでした。

履歴書の作り方がわからない
まず、転職しよう!なんて思ってみても、何から始めていいかさえわかりませんでした。友達に聞きながら、まずはどこを受けるにしても履歴書が必要だとのことだったので、市販の履歴書を買って書くことから。
最近は、データでの入力フォームを使っている方が多いという情報もあったので、何度も書き直す必要がなく便利だと思い、パソコンでの作成に挑戦することにしました。
自宅にあるパソコンは、家族皆で共有していたのですが、私はほとんど触ったことがなく久しぶりの作業。
両親に使い方を教えてもらいながら、少しずつ慣れていきました。
今思えば、ここでパソコンに少しでも触れていったことで、オフィスワークに対する恐怖心が緩和できたことも良かったと思っています。
(Word文章を作成しただけなのですが・・・笑)
久しぶりのスーツ。面接が怖い・・・
これまでに居酒屋の面接を受けたことはありましたが、あくまで学生のアルバイトでしたので、私服でざっくばらんな会話をしただけでした。
今回ははじめての転職活動。
当然、面接はかちっとした場で行われます。
就職活動の頃に購入していたスーツを久しぶりに着て、求人サイトを見て「未経験OK」と記載のあった営業職の仕事にエントリーして、面接へ臨むことになりました。
強面の役員さんが出てきたらどうしよう・・・。
いくら未経験OKといっても、「それくらいの常識も知らないの?」なんて詰められてしまったらどうしよう・・・。
志望動機も、ちゃんと伝えられるかな・・・。
行きの電車内では、本当に吐きそうになる位緊張でガチガチになっていました。
ふとした瞬間に緊張から解放
いざ会社に着いてみると、人事の方が親切に面接会場まで案内してくださりました。一緒に歩きながら、「緊張しますよね・・・わかります。私も2年前に転職してここにきたんです」と明かしてくださって、そこで一気に緊張がほぐれました。「大丈夫ですよ、うちの面接はとても穏やかですから。なんだか、普通の会話していて、気づいたら終わってしまう感じです(笑)」と、私がリラックスできるようなお話までしてくださり、ああ、緊張していたのは私だけじゃないんだ・・・と、妙な安心感を覚えたのです。
その人事の先輩には、今では一緒に仕事後に食事に行くほど仲良くして頂いているのですが、「あのときのあなたの表情、すごかったわよ(笑)」なんて茶化されたりしています。
面接の場で、自分の長所に気づく
結論で言うと、その人事の方の言葉通り、面接はとても穏やかに進みました。その日に行われた一次選考は、直接上司になる予定の方との個人面接、そして最終選考には役員さん2名との面接でしたが、どちらも「これまでどんな仕事をしてきたのか」「何が楽しく、何がつらかったか」「これから先、どんな人生を送りたいか」など、率直な気持ちを答えやすいような質問をたくさん出してくださり、私も素直にお伝えすることができました。
よくある話かもしれませんが、接客業で培ったコミュニケーション能力は、そのまま営業で活かせるよ、とアドバイスをして頂き、さも入社することが決まったかのような口調で、「うちの営業で大事なのは〜」といったアドバイスまで頂き、最後に「で、いつから来ることができますか?」と内定のお言葉を頂けたのです。
確かに、居酒屋の仕事はよくよく考えてみると高度な対応力が求められていました。年齢層も、そして社会的な地位も本当に様々なお客様が毎日来られていて、それぞれに求められる対応、接客をし続けてきた私は、この経験をそのまま営業に活かしてほしい、と評価して頂けたのです。
”できない”は、”やったことがない”だけ
営業に転身して1年が経ちました。
あの頃、スーツを着てパソコンを使いながら営業の仕事をするなんて、想像することさえできませんでした。
でも、”私にはそんなの無理だ・・・”という思い込みは、”ただ、やったことがないからできなかっただけ”ということに気づきました。
誰だって、最初は素人です。未経験者です。
少しずつ努力して、経験して、学んでいけば、大体のことは私でもやれるんだ、という自信に変わりました。
今でも、居酒屋の接客の経験は、本当にこの仕事に役立っています。
むしろ居酒屋の時のほうが難しかったです、正直言うと。
これから未知の業界へ転職しようとされている方は、ぜひ勇気を持って飛び込んでみてください。
大丈夫。そんな難しいことなんて、ほとんどありません。
ちゃんと努力すれば、きっと周りの人たちも助けてくれますよ。
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