SEとして6年間務めてきましたが、連日の残業や休日出勤に耐えきれなくなり、勇気を振り絞って転職を決意したのは、もう1年も前のことでした。
激務の間隙を縫って職務経歴書を書き、転職サイトにログインし、数少ない休日には面接へ出かけては落ちる日々。それでもなかなか意中の企業と出会う事ができず、時間はどんどん過ぎていくばかり。心が折れる寸前まで、落ち込んでしまいました。

転職活動に必要な時間が取れない
なんといっても一番きつかったのは、物理的に時間がなかったことです。
ただでさえ残業が多く、休憩できる時間もない中で、ほんの少しの休憩時間や休日を使って、転職活動の準備を進めるのは大変でした。
助かったのは、今時スマホ1台あれば情報収集も企業探しも、履歴書の作成までできることでした。
私は通勤に1時間ほどかかっていましたので、行き帰りの電車内のスキマ時間を有効に使いながら、準備することができました。
それでも最後の最後は時間が足りなくなり、不退転の決意で退職してから転職活動を続けるという選択をしましたが、これが功を奏する結果となりました。
思っていたよりも出費がかさむ
スーツの新調に加え、交通費の出費増は思いがけない負担となりました。
また、前述の通り最後は退職してから活動を続けたため、一旦収入が途絶えてしまい、毎日のように口座から出金が続く状況は、メンタル的にもよいものとはいえませんでした。
社会人生活を始めてから、少ないながら毎月貯金してきたことが、この場では役に立ちました。
十分な貯金がなければ、転職活動をスムーズに続けることは不可能であったと思います。
不合格が続き、へこむ日々・・・
いざ面接に臨んでも、即戦力とはなかなかみなしてもらうことができず、不合格が続く日々。やっと一次選考を通過したと喜んでみても、次の選考では厳しい言葉を浴びせられ、結局不合格に。
特にエンジニアの世界は、人材不足とは言われながらもやはり条件の良い上流工程を担う企業はどこも大人気です。
中途半端な経験しかない私を評価してくれる企業は、なかなか出てきませんでした。
退職せず、我慢して残っておくべきだったか。
後悔の念が頭の中を何度もよぎりました。
励まし合う”同志”がいた。そして。
諦めかけていたそんなある日、またダメかなと思ってエントリーしたとある企業で、まだいつもと同じように一次面接でしかなかったのですが、その面接会場で私を救ってくれる出会いがありました。
その会場には、私とほぼ同じ世代で、同性で、同じような経験をしてきた転職候補者がもう一人いたのです。
彼女と挨拶し、会話してみると、彼女も私と同じ、いや、それ以上にたくさんの企業を受けては落とされ・・・という経験を繰り返し、疲弊していました。
お互いに近況を話しあい、傷の舐め合いと言われたらそれまでなのでしょうけれど、”ああ、きついのは自分だけじゃないんだ”と思うと、少し気が楽になりました。
面接後、一緒に食事に行って励ましあった私たちは意気投合し、その後も進捗報告をし合う仲になりました。
結局私はその企業に合格し入社、彼女はまた別の企業へ転職することになったのですが、あの日の出会いが、折れかけていた私の心を寸前のところで守ってくれたことには、今でも感謝しています。
偶然の出会いでしたが、転職活動はともすれば一人ぼっちの戦いになってしまいがち。家族や友人、前職の同僚など、味方になってくれる方はきっといるはずです。抱え込まず、落ち込まず、前向きになってチャレンジしてくださいね。
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