転職活動で成否を分ける事になるのは、言わずもがな数回にわたる面接の場です。面接の時間で、企業側は自社で活躍できる人材足り得るかどうかの見極めをしなくてはなりませんから、あの手この手で求職者の人間の本質を問いただそうとしてきます。準備してきた予定調和のQ&Aだけでは判別ができないからです。そんな面接をうまく突破するためには「笑顔」になれるかどうかが大きなカギを握るのです。

1にも2にも準備、準備
まずは、面接を受けるための準備をしっかり行う事です。企業のホームページや採用サイトがあればしっかり読みこんでおく。事前に説明会や前段階の面接があったのであれば、その時の会話も思い返し書き出してみる。最近では、履歴書に志望動機を長文で書く求職者も多いようですので、そもそも自分が何を書いたのかを読み返して話に整合性が取れないようなミスを犯さないようにする。いずれにしても、落ち着いて会話をするためには“これ、何だったっけ?”と不安になるような要素は、極力排除してしまう事が求められます。
面接開始時刻から逆算して、余裕を持って家を出るというのも準備の1つ。駅からダッシュして、汗だくで到着しているようでは笑顔になんてなりようがありませんね。
面接官が聞きたがっているのは何なのか?
面接の場では質疑応答が続いていく事になります。当然、面接官としては目の前にいる求職者が求める人材要件に足るだけの人材かどうかをチェックしたいわけですから、持っている経験値、知識や、性格、価値観を知ろうと質問を繰り出してくるのです。それぞれの質問がどのような意図で、何を知りたくて訊かれているのか、ここを想像しながら回答する事が大切です。
例えば、「前職ではどのような仕事を行っていましたか?簡潔に教えてください」という質問に対して、「はい、最初は品質管理を行っておりました。前職の品質管理職では、毎日*個の商品が海外から輸送されてきます。その商品は1ダース毎にダンボールに入っていたので、まずそれを開封して・・・」と、一つ一つの仕事に対する細かい説明を開始してしまうようでは、もうアウトです。
そもそも「簡潔に」と言ったからにはそこまで時間があるわけでもないので、時系列でこれまでに携わってきた仕事の「大枠」を知りたいわけですね。「はい、品質管理と商品企画、その後には営業にも従事しておりました」位の長さが適当な回答時間となるはずです。
作り笑顔ではなく、自然と溢れ出る笑顔に
面接とはいっても、人間同士が行う事です。ちょっとした会話の端々に、お互いが笑顔になるような場面があってもおかしくないですし、数十分間ずっと凝り固まった表情で話し続ける事のほうが不自然とさえ思えてきます。かといって、面接官に気に入ってもらいたいと不自然なタイミングで不自然な作り笑顔の表情にしても、これは何の効果もありません。
例えばちょっと言葉を間違えてしまったとか、会話が重なってしまったとか、“あれ?”と思うようなちょっとした隙に「あ、すみません!」とにっこり笑顔になる程度の事であれば、そうそうハードルの高い事ではないはずです。人間とは思っているよりも単純なもので、1度笑顔になってみると、2度目、3度目はすぐに訪れるものです。しっかり準備をして『自然体』で面接に臨むことができれば、そのような自然と溢れ出る笑顔を作る事は誰でもできるはず。そして、面接官も人の子です。終始むすっとした相手よりも、笑顔がさわやかな相手のほうを好ましいと思うのは、これは当然の心理です。
いい意味での「開き直り」が大切
面接というのは一期一会です。どれだけ面接受けが良くても、先に面接を受けた人が内定となり採用充足してしまうケースだってありますし、面接官との相性の問題もあります。別の日に受けていたら違った結果になる、なんて事も日常茶飯事で、それこそ運と縁とタイミングによって結果は左右されるのです。
その事を気にしても仕方ないですし、「企業研究に自己分析、やれるだけの準備はやった。これでダメなら仕方がない、他でまた探せばいいや」と、いい意味で開き直れるだけでのメンタリティを持っておきたいものです。そのような心のゆとりが、面接本番でのちょっとした表情、笑顔の差になって出てくるはずです。“これで不採用だったらどうしよう・・・”と心配するのではなく、良くも悪くもたかだか一企業の面接に過ぎない、その割り切りがいい結果に繋がると思うのですがいかがでしょうか。
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