学校では習うことのなかった「転職活動」という行為に対して、得体の知れない疑問や不安を感じて「最初の一歩」をなかなか踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。不安に感じたとしても、身近に相談できるような相手もいなければ、お手本となるような成功例を持つ方も見当たらない・・・こうなると、ただただ不安にかられてしまい動き出せなくなってしまう、という悪循環に陥ってしまいがちです。今回は、そんな“転職初心者”の皆さんへ、役立つ情報をお届けしたいと思います。少しでもお役に立てれば幸いです。

誰もが真っ先に突き当たる悩みを整理する
現状の仕事や生活に不満があったり、あるいは将来の夢を明確に持つことで「転職したい!」という思いが芽生えても、最初に何から始めれば良いのか、どんな準備をすればいいのかがわからずに動き出せない方が大半だと思います。新卒時代の就職活動ともまた違った活動となるため、余計に難しく感じてしまうのかもしれません。やるべき事を細分化して考えてみましょう。
人にもよりますが、不安に感じる要素を因数分解すると「企業選定の方法」「スケジュール作り」「書類作成」「面接対策」そして「退職交渉」に分かれていくのではないでしょうか。それら1つずつを解消していく事で、転職活動が次第に解像度を上げていけるはずです。
企業選定の正しい手法とは
求人の選び方については、新卒時の就職活動と共通する部分も多々あります。まずは自己分析をしっかりと行い、そもそもなぜ転職しようと決意したのか、転職先に何を求めるのか、優先順位の高い項目は何か、自分の本心としっかり向き合って棚卸しする事が大切です。何もかも希望を満たしてくれる夢のような仕事など、残念ながらこの世には存在しません。絶対に譲れないものは何か、を、しっかり考えましょう。
オーソドックスな探し方としては、やはり昨今勢いのある転職ポータルサイト(リクナビNEXTなど)に登録して条件検索するのが第一。最近では登録条件に応じてスカウトメールを受け取る事ができる機能があったり、「逆求人」スカウト型のサービスも増えています。また、エージェントサービスに登録して具体的に紹介を受けるという方法もあります。自分に合った探し方をみつけましょう。
転職活動のスケジュール感
人によって大きく差がつきますので一概には言えませんが、1〜3ヶ月程のうちに数社ピックアップしエントリー、書類選考や面接を行うというのが平均値になるのではないかと思います。早ければ1ヶ月も経たないうちに次の職場が決まるラッキーな方もいますが、ベースとしては3〜6ヶ月程の猶予を持って考えておくのが良いでしょう。後述しますが、仮に内定が出たとしても現職場をすんなりと退職できるかどうか、という問題も存在します。引き継ぎなどをきちんと行ってから気持ち良く転職するためには、ここでも一定の期間が必要となるかもしれません。
希望する求人と出会う事ができず、あるいは内定に辿り着く事ができず、半年どころか1年経っても次の選択肢をみつけられずに停滞してしまう可能性もあります。できれば退職して転職活動に臨む事は避けて、きちんと収入を確保しながら並行して転職活動を行う事をお勧めします。
書類作成のちょっとしたコツ
転職活動では履歴書、そして職務経歴書という資料が必要となります。どちらも所定のフォーマットが指示されない限り、市販のものやネット上にあるテンプレートを使って作成すれば問題ないでしょう。履歴書は、住所やこれまでの学歴、職歴などの事実表記を行う項目が殆どですから、そう悩むポイントもないかと思いますが、問題は職務経歴書です。職務経歴書では、あなたがこれまでに実際にどのような仕事を行ってきたのか、どんなスキルや経験を保有しているのかをPRするための大事な資料となります。
まず気にして頂きたいのは見やすさ、分かりやすさ、です。だらだらと長く書けば良いというものではなく、自身の強みや得意な事、転職先で即戦力として活かす事のできるスキルなどは、しっかり記載しておきたいです。
面接対策なくて成功はあり得ない
いざ書類選考に突破できれば、いよいよ面接本番を迎えます。面接の場では、職務経歴書に記載した内容に沿って質疑応答を続けていくのが基本的な流れになるかと思います。職務経歴書を提出する際にはコピーを取って(データの場合はPCやスマートフォンに元データを保存する)、面接前には見直すようにしましょう。学生の面接とは異なり「即戦力度合い」を見られるのが社会人の転職時の面接です。持っている経験値、スキルを正しくPRする事を心がけたいですが、そのためにも受ける企業の仕事内容を予習し、自分の能力をどのように活かす事ができそうか、はしっかりイメージしておきたいところです。
また、転職面接とはいえ相手の面接官も1人の人間です。いくら能力が高くてもムスッとした表情しかできない人と一緒に働きたいとは思わないはず。笑顔でハキハキ元気良く、前向きな気持ちで面接にはチャレンジして頂きたいですね。
退職交渉がすんなりいくか?
せっかく内定を獲得できても、現職場での退職交渉が進まずに転職を断念する方も一定数いるのが実情です。どれだけ会社に請われても、自分の人生は自分で切り拓いていくしかないわけで、かつ、あなたの今後の人生については会社側も何の責任も負ってはくれません。辞めると決断したのであれば、退職する意思を持った原因を再認識し、残留した場合と転職した場合のメリット・デメリットを天秤にかけて自分でどうしたいのか、冷静に判断しましょう。いくら周囲の方々があれこれ言ってくれても、それらの発言にも何の責任も取ってはもらえません。自分の本心をしっかり伝え切る事が大切ですね。
以上、ざっと転職活動の流れについてお伝えしました。それぞれのアクションについては、また別のコラムで詳しくお伝えしたいと思います。
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