結婚しているわけでもなく、特にお金のかかる趣味があるわけではないのですが、コツコツ努力して、たくさん残業して、それでも一向に年収に反映されない仕事に嫌気が差してきたところでした。これから先もずっと同じ事の繰り返しのような人生にはしたくない。それならば頑張った分だけ報われる仕事に就きたいと考えた私は、思い切って転職することにしました。

サラリーマンではなく「個人事業主」
転職したのは、オフィス向けの物販を行う営業職。一件制約ごとにいくら、というフィーが設定されている仕事でした。
初年度の最初の半年間だけは研修期間に充てられ、固定給の設定がありましたが、その後は何の後ろ盾もなくなります。
まず、当たり前のことなのですが一番戸惑ったのは「サラリーマンではなくなる」ということでした。経費も自分の財布から出ていきますし、確定申告もしなくてはなりません。お金のやりくりは、すべてが自分次第。これまで、いかに恵まれた環境で、組織に守ってもらっていたのかを痛感しました。
マニュアルなど存在しない。自分の流儀で。
もともと営業の仕事をしていたとはいえ、売る商材も、ターゲット顧客もガラリと変わりましたので、最初はいろいろ先輩や上司に教えてもらっていました。でも、基本的にはその先輩方も自分の仕事で精一杯。各自が個人事業主として稼ぐために集まっている”傭兵部隊”です。最低限のルールや流れを教わった後は、自分自身で手探りしながら営業に出ていくことになりました。
その営業手法も、「こうでなくてはならない」という手順などありません。お客様に相対し、お困り事をヒアリングして、最終的にはその課題解決となる提案をして売上を作る。「売ってきたヤツが偉い=稼ぐ」という図式は、自分が求めていたものではあったものの、やはり最初は戸惑いの連続でした。
労働時間が倍に。そして、月収も倍に。
勤務時間も自分で決めることができます。週に一度、営業報告のミーティングが月曜日の朝にある以外は、出社してもしなくても何も言われません。要は「売ってこい」という司令があるだけです。通勤ラッシュを避けることができたり、気分転換にカフェで仕事をしたり、自由を手に入れることができたのは良かったですが、何せ売ってこないことには自分の収入がないわけですから、休んでいる暇などありません。土日も休むかどうかは自分次第で、結局売れるまでは頑張ることになりました。
気づいてみれば、前職と比較して労働時間は約2倍に。
でも、自分で組み立てるスケジュールで、人に指図されているわけではない時間なので、思っていたほど苦痛でもありません。
そして、月あたりの収入もちょうど前職時代の2倍に増えました。
これは、何より嬉しかったですし、大きなモチベーションになりました。
いろいろな事情で、収入を増やしたいと考えて転職活動をしている方もいらっしゃるかと思います。一つの選択肢に、こういったフルコミの仕事も考えてみてはどうでしょうか。
その他の関連記事はこちら
facebookページはこちら