これだけ求人倍率が上昇し、どこでも”人手不足だ”と叫ばれても、35歳以上の中堅社会人にとっては転職活動は難易度が高くなると、『35歳転職限界説』はまことしやかに囁かれています。確かに、どうせ中途採用するなら長く活躍してくれる若手を採用したいという気持ちはわかってしまうような気がします。
年齢を重ねることで、何がボトルネックになるのか。考えてみましょう。

守るべきものが増え、身動きができない
一番よくあるのはこれ。家族ができて、パートナーの人生、子供の人生まで背負って生きているケースは、例えば年収はこれだけ以上、勤務地はこのあたり、と、物理的に求めなくてはならない条件がどんどん増えていきます。
採用する企業側からすると、能力や期待値が同レベルなら、そのような制約条件の少ない若手を採用しようかという考えになってしまいがちです。
一方で、守るべきものがあるという点をプラスに評価されるケースもあります。家族のために、より真剣に働くだろうという考えですね。
とあるスカウト案件では、既婚であることが人材要件の1番目にきていた事例もありました。
体力が落ち、業務に差し支えがある
これは切実な問題ですが、スポーツでもしていない限り、人は誰でも歳を重ねるにつれて体力が低下します。職種にもよりますが、例えば立ち仕事であったり、物を運んだりすることがメインの仕事であれば、体力がないことは雇用側からすると大きなリスクとなってしまいます。
腰、背中に負担のかかる仕事は確かに高齢者には厳しいといえるかもしれません。
そのような職種で応募する際には、実際に働いている方々の平均年齢は、確認しておくほうがよいかもしれません。
ブランドイメージに合わない
中高生など、若年層を対象にしたビジネスを行っている場合、あまりにも年齢のかけ離れた従業員が接客してしまうとブランドイメージと合わない、というパターンもあります。それを言い出してしまうと、例えば独身者はウェディングプランナーにはなれないことになってしまいますので、決して100%不可能だ、というわけではありませんが、やはりある程度ブランドイメージにあう年齢層の人材を優先して採用される、ということはあるでしょう。
逆に、若すぎるとブランドイメージにあわないとされる仕事もあります。
外資系の生命保険のプランナーなどはその一例ではないでしょうか。
考え方、価値観が凝り固まっている
ここまでは、自分の力ではどうしようもない要素についてお伝えしましたが、最後はソフト面です。社会人経験、人生経験が長くなると、どうしても人間は過去の成功事例、価値観に固執してしまいがちです。
新しい考え方、仕組みに対する拒絶感があったり、SNSなど最新ツールに対してタッチしようとしない、など積極性のなさが、企業側からマイナス評価されることも多々あります。
無理に若作りする必要はありませんが、頭の中は柔軟に、新しいものを積極的に取り入れようとするマインドは持っておきたいですね。
決して、35歳以上だからといって転職が不可能だというわけではありません。やるからには自信を持って、その人生経験を武器にできるような転職活動にしてください。
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