もともと、学生時代は居酒屋でのアルバイトをしてきた私は、なんとなく人と接するこういう仕事は自分に向いているんだろうなあ、という気持ちを持っていました。
でも、せっかく就職するからには、アルバイトの延長のような形ではなく、まったく異なる業界へ飛び込み、スーツを着てパソコンを叩くようなオフィス仕事をしてみたい、と漠然とした憧れの気持ちを持つようになっていました。
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やりがいは、ある。でも・・・
就職したのは、中堅の食品商社でした。そこの人事・総務職として、給与計算をしたり、株主総会の準備をしたりと忙しい日々。
それなりにやっている仕事への自負も芽生え、人を大切にしようとする社風にも助けられ、新人ながらそれなりに仕事にも慣れていきました。
アルバイト時代とは比べものにならない責任ある仕事も任せてもらうことができるようになり、充実感も感じていました。
でも、ある日、朝から晩までひたすらパソコンに向き合っている自分にふと気づき、”自分が本当にやりたかったのは、こんなことだったのだろうか・・・?”と思いました。疲れていただけ、なのかもしれませんが、その日以来、自分の人生について考えることが多くなりました。
「自分にできること」と「自分がやりたいこと」は違う
よくよく考えてみると、入社してすぐは「自分がやらなければならない仕事」に忙殺され、プレッシャーに押しつぶされているばかりでした。
次第に慣れてきて、経験を積むと今度はそれらの業務が「自分にできる仕事」に変化していき、その過程が楽しかったのだと思います。
でも、そもそも「自分がやりたいこと」と、そのような「自分ができること」とは、まったく違うことなんだと感じるようになりました。
私はやっぱり、毎日色々な人と出会って、会話して、自分のためではなく誰かの役に立っているんだ、ということが実感できる仕事がしたい。
考えれば考えるほど、今の会社で自分が「できること」と「やりたいこと」のギャップは広がっていくような気がしました。
部署異動の希望を出すことも考えてみましたが、会社の都合で数年間は動かせないという内規を知り、転職することを決意しました。
入社して、まだ3年にもならない夏のことでした。
忙しい。休めない。でも、楽しい・・・!
転職先に選んだのは、ある旅行代理店。カウンターに立ち、毎日接客に明け暮れる日々が始まりました。
前職と比べてみても、明らかに仕事のスピードが異なります。座っている暇もないくらいの忙しさです。
休日も、前よりも年間で10日間ほど少なくなってしまいました。その分、年収はちょっとだけ増えましたが・・・。
でも。
楽しい。楽しいんです。毎日が。
これこそが、自分がやりたかったことなんだ、と、改めて感じることができたのは、1社目を経験したからなのかもしれません。
できれば、新卒で最初に入社した会社で長く勤められればそれに越したことはありませんが、私のように、色々な経験を経て、自分の本当の気持ちに気づく、そんな転職の仕方があってもよいのではないかと思うのです。
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