転職事例集

上京から10年、両親の介護をするため地元に戻ることを決意。迷いながら”出戻り転職”を実現。

投稿日:2022-06-18 更新日:

高校を卒業して、あまり深く考えることなく学校の求人票から選んで就職したのは、地元の鉄鋼商社でした。 高校時代の先輩も何人か勤めている、地元ではそこそこ有名な会社でした。特別、大きな不満があったわけではないのですが、なんとなく東京へ出てみたいという憧れの気持ち・・・今思うと”若気の至り”というヤツでしょうか(笑)、そんな気持ちを持って転職し、上京したのはもう10年も前のことでした。

培ってきたスキルは使えない。でも。

転職したのは同じ業界の専門商社でした。 面接時には、「これまで前職で学んできたことはそのまま使えるから」と聞いて安心してしまっていたのですが、 これはどんな業界にもあることだと思いますが、会社によって使っている専門用語は異なりますし、業務フローもまったく違っています。 扱っている商材が同じようなものであっても、そのままスライドして使えるスキルはほぼ皆無で、一から学び直すのはなかなか大変でした。 ただ、前職で社長や上司から口酸っぱく指導して頂いた「社会人としての基礎」・・・挨拶をきちんと行う、ホウ・レン・ソウを確実にする、人に感謝する気持ちを忘れずに仕事をする、そんな勤務姿勢は新しい職場でも評価して頂き、少しずつ慣れていくことができました。

両親の介護が必要になり、人生プランを考える。

東京での暮らしも慣れてきた頃、実家に住む母の持病が悪化してしまい、父も元々体調が思わしくなかったことから、戻って介護をする必要に迫られました。仕事を続けながら週末に通うということも考えたのですが、ふと地元の先輩にそんな相談をした次の週に、前の会社の社長から電話を頂きました。私の事情を耳にして、「それなら、ウチでもう一度働かないか」と、ありがたいお言葉を頂いたのです。 自分勝手な理由で数年前に突然会社を辞めて上京した経緯があったため、社長に対しては合わせる顔もない、本当に失礼なことをしてしまったと思っていたのですが、社長は「若いんだから、そんなこともあるよ」と、笑って許してくださったのです。 懐の深いこの会社にもう一度お世話になろう。 そう決心するまでには、そう時間はかかりませんでした。

上京時の経験が活きる。これもまた人生。

数年振りに地元に戻り、実家から出戻りしたその会社へ通う日々が始まりました。 なんとなく、の憧れだけで東京へ出ていったその経験はしかし、意外にも今の仕事にも役立っています。 戻ってみて感じたのですが、やはり田舎にある会社と東京の最先端の技術を使う会社とでは、仕事のスピードや価値観が全然違っていました。 良く言えばおっとり、悪く言えばのんびりしてしまっていたところに、東京ならではの効率良いツールの導入や、仕事の進め方について少しずつ上司に提案し、そういった改革も快く受け入れてもらえたからです。 また、以前は実家の周りには田んぼしかなく、「することがない」と地元に対するコンプレックスを感じていましたが、東京での長い一人暮らし生活を経験した今では、大都会の”コンクリート・ジャングル”には絶対にない田舎の魅力・・・自然が目の前にあること、を、毎朝感じることができる幸せを感じています。 期せずして出戻りすることになった今の会社ですが、受け入れてくださった社長には本当に感謝しています。 仕事を頑張って恩返ししたいと思っています。 その他の関連記事はこちら facebookページはこちら

-転職事例集

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【専業主婦から復職を実現するまでの道のり】3年ぶりの社会復帰、不安な気持ちを乗り越えて。

中堅メーカーの事務職として6年半働いた後、結婚と出産を機に退職しました。その時には、その後の人生で復職することなど、そこまで真剣には考えられていませんでした。子育てもひと段落したことで、家計を助けるた …

大手から中小へ、思い切った転職。

【周囲の反対を押し切って、自分の想いを優先してみたら・・・】大手から中小へ、思い切った転職。

大学時代のゼミの先輩がリクルーターをされていた縁で入社した企業は、誰もが知る大手グループ企業でした。その中で経理専門職として、グループ数社を転々としてきた私は、いつまで経っても同じような業務の繰り返し …

自動車整備。好きだった車いじりに疲れ果て・・・。

【“好き”を仕事にする人生は正解か?】憧れた自動車整備。しかし好きだった車いじりに疲れ果て・・・。

子供の頃から車が大好きで、ラジコンを自分で組み立てたり、また分解したりしてよく遊んでいました。その趣味の延長で、興味を持っていた自動車整備工になることができた時には嬉しくて毎日仕事が楽しみで仕方ありま …

何をするにも、主体性が大切!より良い人生に変えたいと願うなら、自分から考えて動く事。

母が経営しているイベント会社を学生時代から手伝っていた私は、就職に対して”これがしたい”という動機など一切なく、気づいたら自然と母と一緒に仕事をしていました。 学生時代からアルバイトでちょくちょく仕事 …

【未経験分野への転職。不安だらけだったけれど・・・】オフィスワークから現場作業への転身。

経理職として、ずっとオフィスワークをしてきた私が転職したのは去年のこと。身体を動かす仕事にチャレンジしたくなり、選んだのはこれまでの仕事とはまったく異なる現場での施工管理職でした。新しい生活に慣れるま …