大学時代にアルバイトをしていた飲食店にそのまま勤めて3年。将来性に疑問を感じ、初めて転職した先はオフィス向けのコピー機器の営業職。特に志望動機が高いというわけでもなく、なんとなく給料が増えればいいかと選んで入社したというのが正直なところ。新規営業が中心で、毎日飛び込みで開拓していくというスタイルで、考えるよりも動く、という仕事でした。

罵声を浴びせられ、早くも折れる心
この仕事に就いてすぐに気づいたこと。それは、「アポイントのない訪問が、どれだけ社会人としては迷惑な行為となり得るのか」ということでした。快く受け入れてもらえることなどほとんどなく、「間に合ってます」とか「要りません」の一言だけで門前払い。
コピー機なんて大抵のオフィスには既に置いてあるものですから、パッと聞くだけでは「うちには関係ない」と思われてしまうのです。
ある時など「勝手にそんな用事で入ってこないでくれ!」と社長さんから怒鳴られてしまい、果たして自分がやろうとしている仕事に、意味なんてあるのか?世の中の、誰かの役に立っているのか?と、本当にブルーな気持ちになりました。
次の日は、ほとんどどこへも営業ができず、公園で夕方までぼーっと過ごしてしまう結果となりました。
小さな小さな成功体験が
そんな自分のマインドを変えるきっかけとなったのは、月並みですが成功体験を重ねたこと、でした。
同じコピーを取るなら、少しでも綺麗に印刷できるようにしたい、少しでもコストダウンさせたい、そんなニーズはどの企業さんにもあるはずで、しっかりそのニーズをヒアリングできれば、的を得たご提案もできるようになってきました。
初受注を頂いたとあるお客様からは、導入後に「こんなに綺麗に印刷できるようになって、社員のモチベーションも上がったよ!」と、たいそう喜んで頂けました。
次第に受注数が増え、自分が担当するお客様の数が増えてくると、自分が売っている商材の価値も後追いでわかるようになっていきました。
新たな出会いがある、という喜び
営業の仕事というのは、断られてからが勝負と言います。
今の営業スタイルでは、10人に会って1人興味を持ってもらえるかどうか。残りの9人からは、まったく相手にさえしてもらうことができません。今でも、それがつらくないかと言われるとウソになりますが、それよりも大切なお客様が増え、たくさんの良い出会いに恵まれたことを嬉しく思います。
新規営業とは、日々仕事の中でたくさんの新しい出会いがある、という喜びがあります。たまたま同じフットサルを趣味にしているお客様と出会った際には、誘って頂いて同じチームでプレーするようになったり、プライベートでも充実する結果となりました。
これから出世するとメンバーを持ち、自身ではそうそう営業に出る機会が減ってしまうのは残念ですが、この仕事には誇りを持って取り組んでいます。
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