長時間労働を是正して、各自が『ワーク・ライフ・バランス』を取りながら、生産性を高めることが現代社会のテーマとなっています。短時間で仕事の成果を出せるようになれば、空いた時間を好きなように使うことができる。理念は立派なように聞こえますが、この“国策”には重要なメッセージが潜んでいます。
自分の身は自分で守る。賢く人生設計をすることが、これからの激動の時代を生き抜くためには必要です。

「自分の身は自分で守る」
かつて、高度経済成長に支えられた日本企業は、入社してくる社員には絶対的な企業への忠誠を求め、その見返りとして退職後まで手厚く家族を守ってくれる、という終身雇用制度が定着していきました。
転勤や部署異動を命じられれば、家庭にどんな事情があろうと“絶対服従”、家族を置いたまま単身赴任するのは“当然のこと”と考えられてきました。
ただ、これからの時代は話が違ってきます。
人口が減少し、経済が停滞することが予測されるからには、これまで同様の終身雇用が守られるとは思えません。
企業からすると、自社の仕事だけに100%集中してもらっても、老後の保証まではもうできないよ、だから空いた時間に副業でも何でもしてもらってもいいから、必要な収入源は自分で作ってくださいよ、というのが『ワーク・ライフ・バランス』の持つメッセージなのではないでしょうか。
自分の価値観を大切にする
バリバリ休みなく働いて誰よりも稼ぎたい、という人と、ほどほどに仕事をして、余暇の時間も充実させたいと考える人。
これはどちらが正解だというものではなく、価値観の違いです。
これからの社会人は、サラリーマンであっても“自分らしい生き方”を問われるようになっていくはずです。
トレンドとして、「長時間労働は良くない」「仕事とプライベートのバランスが大事だ」などと叫ばれるようになりましたが、つい十数年前までは“24時間、戦えますか?”なんてCMが流行していたようなお国柄です。きっと、またトレンドはコロコロ変わります。
大事なことは、自分がどうしたいのか。どんな働き方、どんな休み方をしたいのか、ということではないでしょうか。
仕事こそが生きがいだと考える方にとっては、“24時間戦う”ことが何よりの幸せなのかもしれません。
ルールで一律に制限をかけようとすること自体に無理があるように思います。
誰かのせいにしても、何も解決しない
行政が動いてくれない、自分の勤める会社のルールが変わらない、などと、周囲の状況を憂い、誰かのせいで自分は報われないんだと嘆いてみても、それでは何も変わりません。
自分の努力で動けること、変えられることは何かあるはずです。
ワーク・ライフ・バランスを取るということは、自分らしく生きる道を探しながら、取捨選択することを認められる世の中になっていくということなのではないかと思います。
自分がやりたいことが制限されるようなルールがあれば、ルールそのものを変えるように働きかけてみる。
そのくらい主体的に仕事を、人生を考えて行動してみてはどうでしょうか。
きっと、これまでよりも仕事に対してやりがいを感じ、人生設計も楽しく感じられると思うのですが。
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