職務経歴書なんて、転職活動をしない限りは目に触れることも自分で書く機会もない書類。いったいどこから手をつければいいのか、、、と悩む方も多いでしょう。
そんな時は、面接官があなたの職務経歴書の何をチェックするのか、どんなことを知りたいと思っているのかを考えてみることで、よりすっきりした、読みやすい職歴書の書き方がイメージしやすくなると思います。今回は、読みやすい職務経歴書の書き方について考察してみます。

経歴によって、書き方の順序を整理する
もしあなたが、これまで複数の職種(例えば営業とエンジニア、などの別職種)で働いてきた経験があるのであれば、その職種毎に切り分けて職務経験を書き連ねるほうが読みやすくなります。これを「キャリア式」と呼ぶ業者もあります。
その際には、自分が最も自信のある職種を最も上位において書くことをお勧めします。面接官も人間です。書類とは上から順に読み込むことになりますから、最初に一番強い印象を与えることを意識して構成するべきでしょう。
反対に、営業職などひとつの職業を続けてきた方であれば、そのような切り分けは不要ですから、基本的には時系列に沿って書き連ねていきます。これを編年体式と呼びます。
時系列順に書いていくと、履歴書に記載する履歴と照らし合わせやすいため、人事担当者には喜ばれるフォーマットと言ってよいでしょう。
ですが、ここでも先ほどと同じく、直近で頑張ってきた仕事を強くアピールしたいと考えるのであれば、「逆」編年体式、つまり直近の年代から遡って社会人初年度までを書いていく方式がお勧めです。あなた自身の売り込み方をしやすい方式を選んで書いてみてください。
事実の「切り取り」はOK!
例えば営業職の方であれば、過去数年間にわたって続けてきた営業の成績を記載することになります。ここで大切なポイントは、あくまであなたが「よく売れる営業マンであった」と見せること。実際には売れない年もあったかもしれませんし、外的要因でなかなか営業には注力できなかったシーズンもあったかもしれません。ですが、そこで「外部要因が・・・」などとつらつら書き殴っても、言い訳がましく受け取られてしまいかねませんよね。
なので、あくまで経験してきた業務内容を細かく書きつつも、自身が最も良い業績を出した「事実」を追記する方法を取りましょう。
表彰された、とか、高い達成率を記録した、とか、ウソを書くのは頂けませんが、「事実の一部」を切り出してトピック化することはOKです。
なぜなら、面接を受ける企業側だって同じように、自社のPRをする際に都合の良い部分だけを取り出して求人広告に載せているからです。
ある意味、転職活動の場はばかし合いでもあるのです・・・。
手書き派か、PC派か
尽きることのない論争がこの「手書きか、データ入力か」問題。これはまあ職務経歴書よりも履歴書でよく言われる悩みではありますね。
こっちが正解だという話はありませんが、業種や見る相手によって多少の有利、不利が働くのは事実でしょう。
大前提として、文字が綺麗だという自信があれば手書きでも良いでしょうけれど、明らかに自分の書く文字が綺麗だとは言えない場合には、データ入力式にするのがベター。1社応募でたまたま決まれば良いですが、そうでなければ何社もエントリーして、その度に何度も汚い文字で職務経歴書を書き続けるハメになるからです。何度も書いていくうちに、だんだん繰り返していく作業が億劫になり、その気持ちが文字にも現れてしまうもの。
また、遠い先かもしれませんが、また転職活動を行う可能性だってあるわけです。特に今後はひとつの会社に留まって定年までつつがなく過ごす、みたいな生き方のほうがマイノリティになっていくでしょうから、今後複数回の転職活動を行う可能性のほうが高くなっていくことを考えると、データで作っておくほうが次回にもひとつ新しい仕事内容を追記するだけで再利用できるようになります。
手書きを好むのは比較的古い体質の業界、シニア層の経営陣などが選考に関与してくるケースですが、それ以外の場合には原則としてデータ入力で作成するようにしてください。
パソコンがなければ、最近はスマートフォンのアプリでも無料で作成できるツールがたくさんありますから。
完成したら読み返す
作成できたら、今一度あなた自身のプロフィールを記載した職務経歴書を読み返してみてください。無意識的に社内用語や専門用語を使ってわかりづらい表現になっていたり、ツギハギで書き足したがために支離滅裂な文章になってしまったりするケースがあります。
誤字脱字も含めて、整合性のある文章となっているのかは十分にチェックを行ってください。
また、身近な家族や友人、恋人に第三者チェックをお願いしてみるのも良い方法です。特に異業種への転職を志す場合は、このレジュメを読む面接官も業界については素人になります。まったく予備知識のない方が読んでもわかる内容になっているかどうか、しっかりチェックしてもらいましょう。
コロナ禍で売り手市場から買い手市場へと転換しつつある転職マーケットにおいて、たくさんの応募がある求人については、最初の書類選考でふるいにかけられても生き残ることがとても重要になってきます。
自分の分身となる職務経歴書を、しっかり作り込んで準備することを心がけてください。