転職事例集

【気持ちだけで仕事は続かない】子供の頃からずっと憧れだった職業。でも、実際には・・・

投稿日:2022-12-15 更新日:

子供の頃から憧れていたパティシエの仕事に就くことができたのは、今から約7年前。専門学校で学びながら、アルバイトでも実戦経験を積み重ねてきた私は、即戦力としてある大手チェーン企業に正社員として入社することができました。
昔から憧れ、ずっとやりたかった仕事。でも、現実はそう甘くはありませんでした。

憧れだった職業。でも・・・




ハードすぎる環境に辟易・・・

配属された店舗では、社員は店長と新人の私の2人だけで、あとはすべてアルバイトの学生さんか、パートの主婦の方ばかりでした。人気のある店舗だったので、毎朝開店前から行列ができるため、出社は開店の2時間前。閉店後も片付けや翌朝の準備でかなり残業がある状況でした。

また、アルバイトの方が病気などで休んでしまうと、穴埋めをするのは店長か私しかいませんでしたので、ほぼ休めない日々がずっと続き、半年後には体調を壊してしまいました。店長が気遣ってくれたので、纏まった休みを取ることで回復しましたが、これからずっと続けていけるか、ということを考えると憂鬱な気持ちになりました。

責任感だけで耐える日々。

それでも、少しずつ仕事の手順がわかるようになり、仕事に慣れてくるとそれなりに回していけるようにはなりました。
ベテランのパートさん達は貴重な戦力で、店長よりも社歴の長いママさんからたくさん仕事を教わったり、人間関係が良かったことで、7年間も仕事を続けることができたのではないかと思います。

相変わらずきつい日々で、当初思い描いていたパティシエという職業への憧れ、やりがいなどはとうに吹っ飛んでしまっていましたが、これだけお世話になっている店長や他の方々の期待に応えないといけない、常連のお客様を大切にしないといけない、といった責任感だけで、なんとか毎朝ベッドから起きることができていたように感じます。

大事なのは、お金と時間。

それでも、ある時ふと気づいたのです。
もともとスイーツが大好きで、そのスイーツに関わる仕事をしたいと思って志したのがパティシエという仕事でしたが、毎日の仕事が忙しすぎて、いろんなお店にケーキを食べに行く時間もなければお金もない(お給料がとても安かったので・・・)。
友人とスイーツの話をしようとしても、全然どこにも行けていないし情報もないので、ただ友達の「あのお店は美味しかったよ!」という報告を聞いて羨むばかり・・・。

スイーツに関わりたいという夢は半分叶いましたが、もう半分、「人生においてスイーツを楽しむ」ということはまったく実現できないまま、時間だけが過ぎていたのです。



“好き”を仕事に?趣味に?

結局、再び体調を壊してしまった私は思い切って転職することにしました。
色々あって最終的に選んだのは工業用品の専門商社でのルートセールスという仕事です。
まったく異業種、未経験の職種でしたが、幸い親切な上司、先輩方に囲まれ、丁寧に仕事を教わりながらチャレンジしています。
ありがたいことに土日はお休みになったので、友達と一緒にスイーツ巡りをすることもできるようになりました。

好きなことを仕事にするのがいいのか、今の私のように趣味の範囲にとどめることを選ぶほうがいいのか、それは人それぞれの価値観によると思います。
思い切って夢を「捨てた」ことで、充実した生活を手にすることができて、私は満足しています。



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