転職活動を続けていく中で候補となる求人をみつけ、いざ面接に臨んでみると、確かに勤務条件、仕事内容、立地、諸々が自分が望んだ条件には当てはまるものの、何か言葉ではうまく説明できない違和感が心の中に残ってしまう。そんな話もちょくちょく聞きます。
理屈では説明できない違和感が生じてしまったとき、自分の中でどう対処し、どう行動すれば良いのでしょうか。

「すべてが希望通り」という求人は存在しない
年収や仕事内容、勤務地、職場の人間関係など、すべての要素が自分の希望通りということなどあり得ません。
それぞれの求人の中のひとつひとつの要素をみてみると、ある人にとってはベストの条件であっても別の人からするとネックになってしまうもの。
何もかもが自分の希望通りにどうしてもしたいのであれば、それはもう自分で起業して、希望通りの環境にするしかありません。
ですから、大切なのは転職した際のメリットとデメリットを両天秤にかけて、じっくり検証すること。自分にとってのメリットのほうが大きければ、そこではじめて転職を前向きに検討することができるはずです。
その時には、残るデメリットとどう向き合えるかが大事です。
職場の雰囲気は良いのだけれども収入が下がる。
やりたかった仕事だけれども勤務地がとても遠い。
こんな時にどう判断するか。決めるのは、自分自身です。
“なんとなく”は立派な情報
なんとなく、自分には合わなさそう。
そう言葉にしてしまうと、そんなファジーな要因で選別してもいいものか、と自己嫌悪に陥ってしまう方もいるそうですが、人間の五感で感じとる“なんとなく”違うかな、という違和感も、立派な情報です。また、転職サイトや求人票からは決して得られることのない二次情報でもあります。フィーリング上で違和感が残ったまま就職したとしても、きっとうまくいかないことが出てくるものです。人間の感性って、すごいものです。
最終的に、「なんとなく、気に入るとは思えなかったから」という辞退の仕方は、相手の人事担当者にとっては納得しづらい話かもしれませんが、その気持ちを大切にして正直にお断りすることは決して失礼なことでもないと思います。
仮に相手には理解されなくても、そもそも人間の気持ちなんて、自分にしかわからないものです。ある程度コミュニケーションで齟齬が生じてしまうことは、これは致し方ないかもしれません。
自分の本心に対して正直に行動することを心がけましょう。
就職は結婚と同じ?
よく比喩表現をされるのが、「就職は会社と結婚するようなもの」という話です。
いざ自分の結婚相手にふさわしい相手を探すとなると、容姿や年齢、趣味、家庭環境などの諸条件が気になってしまったりするかもしれませんが、最終的には感覚で「この人と一生添い遂げたい」と思えるかどうか、ということに尽きます。これは理屈ではありませんよね。
終身雇用制度が崩壊した現代社会においては、一社目の就職先に定年までいることは稀になっていくでしょうし、2度、3度の転職も普通のことになっていくはずですから、特段今回の転職活動が結婚ほど重いものではなくなるのかもしれません。ですが、あくまで入社時には「ずっとい続けたいと思える職場」を探すわけですから、結婚する位の意気込みで考えていくことが重要です。
感覚的に「ちょっと違うかな」と感じる違和感があれば、その気持ちに蓋をすることなく、もう一度転職した場合のメリットと、そしてデメリットをしっかり自分の気持ちに正直になり考えてみることです。
きっと、どう判断するべきかが見えてくると思いますよ。
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