結婚したり、マンションを買ったり、あるいは転職活動をしようとしたタイミングで転勤を言い渡されてしまう・・・サラリーマンの悲哀あるあるです。勤務地が多数ある大企業ともなれば、数ヶ月に1度は職場で誰かしたら出て行ったり、入ってきたり、というのが当たり前の空気似なっている感もありますが、我慢するのはつらいですよね。
既婚者の場合は単身赴任で頑張るしかないのかもしれませんが、いざ転職しようと考えていたタイミングでの転勤は、自身の活動に大きな制約を受けることになります。それでも転職を志すのであれば、戦略を立てて計画的に転職活動に臨む必要が生じます。

ストレス軽減のため、徐々に活動する
転勤したばかりだと、新たな土地や職場での人間関係を構築していかなくてはなりません。ただでさえ不慣れなことが増える中で、休日にまで転職活動というストレスのかかる行動に向き合うのは困難を極めます。
まずは、落ち着いて新しい職場に慣れることを優先し、月に1度、2度自宅に戻る機会を持てるようになってきたら、その時点で少しずつ地元での転職先を探すリサーチから始めてはどうでしょうか。
遠く離れた赴任地にいる限りは、どっちみち面接にはなかなか行けないはずです。面接に行けるのは自宅に戻るタイミングに合わせるようにしながら、少しずつ進めていくというのが一番オーソドックスな手法といえるでしょう。もちろん、移動にかかる交通費は自腹となりますから、会社から費用負担のある範囲内で行うのが現実的です。
エントリー時に正直に伝える
そして、エントリーする企業に対しては、まず最初に転勤により自宅から離れている事、転職した暁にはその土地へ戻ってくる意思があることを伝えましょう。
希望しない転勤を言い渡されたことはあなたの責任ではないわけですから、その不便さを伴うことについては理解を示してもらえるはずです。そもそも、その点で理解、協力するスタンスを持ってくれない企業であれば、そんな不親切なところを選ぶのはお勧めできません。
ただし、その場合には前もってこの先どのタイミングで帰ってくるのか、面接できる日にちはいつなのか、こちらから明示しておくことが最低限のマナーです。その時ばかりは、せっかくの休日で、久しぶりに自宅に戻ってゆっくり家族と過ごしたいという欲求をガマンして、面接スケジュールを優先しなくてはなりません。
家族の理解、協力もとても大切になりますから、単身赴任する前によくよく話し合っておきたいところです。
オンライン面接をうまく使う
幸か不幸か、コロナ禍によりこの数年間で一気にオンライン面接という手段が採用活動において市民権を得る結果となりました。転勤による距離のデメリットを帳消しにしてくれるのが、このオンラインでの会社説明や選考です。
基本的には、今時オンライン対応できていないドンくさい企業を選ぶ必要はありませんから、オンライン面接を実施してくれるところを選んでエントリーすれば、新しい赴任先でも随時面接を受けることには何の支障もないはずです。
一次選考はオンラインでも、最終面接ではやはり直接会って人物チェックを行いたい、と考える企業がまだまだ多いため、一度は移動しての面接があるということは覚悟しておくと良いでしょう。新しい生活様式が広まる中で、オンライン選考はますます主流となってきた感があります。当然、オンライン面接対策はしっかり行う必要がありますね。
退路を断ち転職活動に注力
最後に、転職したいと思ったタイミングで異動を言い渡されたということは、転職するためにはちょうどいいタイミングだと割り切って考え、退路を断って退職してしまう、という選択肢もあります。物理的に遠距離の移動を必要としなくなる点、時間の制約を受けずに転職活動に全力で取り組むことができる点などがメリットとして挙げられますが、反対に職を失うというリスクを抱えることになります。
退路を断つことで、転職活動により真剣に向き合えるというタイプの方であれば、ダラダラと希望もしない転勤を受け入れて働き続けるよりも、メリハリが効いて良いかもしれません。
また、その場合はそれまで働いてきた状況にはよりますが、多くの場合失業保険を受け取る権利が発生しますから、その受給処理も忘れないようにハローワークへ行って確認するようにしてください。“背水の陣”の覚悟感を持って転職活動に臨んでいる、という迫力は、きっと面接の際にも相手の面接官には伝わっていくのではないかと思います。
“まさか、このタイミングで・・・”と、失望感を感じてしまいがちな急な転勤。慌てずに、対処法を考えるようにしてください。
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