エンジニアとして10年間ほど大手企業で働いてきましたが、会社の方針と自分の考えにズレがある場面もだんだんと自分の経験が重なっていく毎に増えていき、あるクライアントから持ちかけられた大型案件をきっかけに独立を決意しました。これまでに積み重ねてきたスキルと経験にはそこそこ自信がありましたが、思わぬ苦難が続き、順風満帆な船出とはなりませんでした。

主導権を握ることができない
大きな会社の傘の下で働いている時にはまったく考える必要のなかったこと。それは、収入が途絶えるかもしれない、という恐怖感です。
特に私が続けてきたエンジニアという仕事の性質上、アウトプットした成果を元にフィーが決定されることが多々あり、収入を確実に得るためにはクライアント側が設定した納期をとにかく死守しなくてはなりません。
当然、クライアント側にはクライアントの都合があり、多くの場合はかなり難易度の高い案件であっても一定の期間の間に完遂しなくてはならず、そうなると労働時間は伸びる一方でした。幸い、長い付き合いで良心的なクライアントとは話し合いができたことで、無理のないスケジュールで仕事に集中することができました。
そのクライアントからの収入を柱としながらも、他社案件も可能な限り拾っていくようにしました。
仕事の「枠」に縛られない
複数のプロジェクトを並行して受託することで、きつい場面も多々ありましたが、その一方で短時間で様々な経験ができるというメリットもありました。優秀なプログラマー、ディレクターの方々と出会えたことが、自分の仕事の幅を一気に拡げることができました。
あるプロジェクトで学んだことを、次に請けた別の案件で活かすことができたりと、相乗効果も生まれました。
フリーランスとして活躍するために、仕事の幅が生まれたことが売り文句にもなり、既存のクライアントから複数のご発注を頂くこともできるようになりました。サラリーマンを続けていては、自分が中心となってそこまで一気通貫でご依頼を頂くという経験はなかなかできなかったと思います。
その分、勉強しなくてはならないことも増え、睡眠時間は減ってしまいましたが(笑)。
誰かのせいにせず、自責の心が芽生える
企業に所属していたときには、そもそも目の前の仕事は自分が好き好んで選んだわけではなく、クライアントも前任から引き継ぎを受けただけで、どうしても受動的になってしまうことが多々ありました。仕事がうまくいかないときには、自分で選んだ仕事ではないし・・・などと、ついつい会社やクライアントのせいにしてしまったりして自分を正当化して逃げてしまったりしていました。
でも、フリーになると当たり前ですがそのような逃げ場は一切ありません。
仕事を選ぶのも自分1人、責任を持つのも自分しかいません。
そのプレッシャーはかなり重くのしかかりましたが、でも自分で決めたことだからというモチベーションに繋がりました。
これからも、自分の道を自分の手で切り拓く、という生き方にやりがいを感じ、しっかり頑張っていきたいと思います。
その他の関連記事はこちら
facebookページはこちら