海外旅行が好きで、学生の頃からバックパッカーをして何十カ国も巡ったり、休学して留学経験を積んできた私は、自然と英語をはじめとした外国語にも慣れ親しんでいました。当時は、ぼんやりとですが、留学の経験を活かせるような仕事ができたらいいな、とは思っていました。
でも、なかなかそんな都合の良い仕事はみつからず、旅行好きだという理由で大手の旅行代理店に就職していました。業界で1、2を争う人気企業だったこともあり、両親はとても喜んでくれたことを覚えています。

旅行は好き。だけど・・・
入社した当時は、大好きな旅行に関わることができる仕事だということで、テンションも上がっていたのですが、意気消沈するまでにそう時間はかかりませんでした。
端的に言えば、私は旅行に行くことが好きなのであって、他の方の旅行をアテンドしたりプランを組んだりすることには、さほど魅力を感じられなかったのです。
バックパッカーだったこともあり、パッケージ化された旅行に魅力を感じられなかったことも、仕事のモチベーションには悪影響を及ぼしてしまったのです。
それでも、職場の人間関係には恵まれ、なんとなく続けていくことはできました。 “このままでいいのかな”という感情も徐々に薄れてしまったまま、気がつけば5年目に突入していました。
きっかけは、友達のさりげない一言
同じような日常が続いていたある日、海外に住む友達が日本に戻ってきたタイミングで、久しぶりに再会しました。
日本と異なる文化、価値観の国に住み、そこでの暮らしを楽しむ彼女の話を聞き、昔の情熱が蘇ってきました。
『あなたも、やりたいと思うことにチャレンジしたら?人生なんて、あっという間よ』と励ましてくれた彼女の言葉が、すっと胸に刺さりました。
やっぱり海外に関わる生き方をしたい。あわよくば、海外に住みたい。
その想いを抑えきれなくなった私は、意を決して転職活動を始めたのです。
キーワードはあくまで「海外」。業種、職種には拘らずに、幅広くリサーチしたのです。その結果、とあるアパレル企業でバイヤーの仕事をみつけることに成功しました。
出張だらけの日々がやってきた!
入社してしばらくは、まったくの異業種でのチャレンジですから、座学でファッションに関する基礎知識を叩き込まれました。
でも、もともと服にも興味があったので、カラーの勉強も、素材に関する知識もどんどん吸収することができ、3ヶ月目には晴れてバイヤーとして海外へ買い付けに行くことができるようになりました。
日本と異なる商習慣、価値観の方々との折衝は、うまくいかないことも山ほどあり、相当なプレッシャーを感じる毎日です。
でも、そのスリリングな生活こそが、私がずっと求めてきた生き方だったのです。
今では毎月、どこかの国へ出張することが当たり前になっています。
長時間の移動は身体的な疲労は確かに大きいのですが、それよりもずっと悶々としてきた気持ちがすっきりと晴れ、やりたいことに思い切りチャレンジできるようになったことを、本当にありがたく感じています。
その他の関連記事はこちら
facebookページはこちら