転職ウワサ話

【先入観だけで選別するのはもったいない・・・】『IT業界=ブラック』って本当?実際は?

投稿日:2024-08-24 更新日:

IT業界で働きたい、と考える方は年々増加しています。業界自体が成長している産業であるため、今後の伸びしろを考慮するとそれも納得できますよね。ところが、どうも「IT業界とはブラックな働き方を強要される」というイメージが、一部の方々の間では浸透してしまっているようです。

確かに、そう言われるとそんな印象もありますよね。
それでは実際に、IT業界の働き方とはどんなものなのでしょうか。

『IT業界=ブラック』って本当?

「IT業界」といっても多種多様


“IT”とは、インフォメーション・テクノロジーの頭文字。一口に「IT業界」といっても、その事業内容は多岐にわたります。実際にどのジャンルでの仕事に挑戦したいのか、しっかり事前に調べて検討することが必要です。
色々なビジネスがあるのですが、あえて大別すると以下の4ジャンルになります。

・Web=インターネット上でのサービスを提供している
・ソフトウェア=各デバイスのOSやアプリを作っている
・ハードウェア=スマートフォンやパソコンなどのデバイスを作っている
・通信=ネット接続を実現するインフラを構築する

それぞれの業種の特性はまったく他とは異なりますので、自分がどのような仕事に興味関心を持つことができるのか、考えてエントリーするようにしてください。これらIT事業の中にある職種となると、これまた様々な仕事内容に細分化されます。IT業界への転職を希望するならば、どのような職種があるのかということも理解しておく必要がありますね。

スタートアップ系が多い

ITというビジネスの大きな特徴のひとつに「たいそうな元手がかからない」ことが挙げられます。メーカーのように工場を作ったり、小売業のように店舗や多数の人員を抱える必要がなく、極端にいえばパソコン1台あれば成り立つ仕事が多々ある業界なのです。

そのため、比較的儲けやすいからと考えて新規参入する業者が後を絶たず、そういったスタートアップ比率が他業界に比べても圧倒的に多いことが、いわゆるブラックな空気感を醸し出しているのかもしれません。得てしてそのような立ち上がって日が浅いベンチャー企業となると、社長自らが毎日朝から晩までカタカタとパソコンに向き合いずっと仕事をしていて、社員にも普通に同じような働き方を求めてしまう・・・(もちろん、労働基準法の範疇を超える労働は完全に違法です)元々パソコンを触ることが好きな人だったりすると、もうどこまでが仕事で、どこからが趣味なのかという境界線さえ曖昧になっていて、それこそ一日中全員がパソコンの前にいる、なんて光景が「当たり前」になっている企業は確かにたくさんあるのが実情です。

タチの悪いことに、彼らの多くは過労だという意識が低く、従業員にも同じ意識、同じレベルでの労働を要求してしまうことにあるにも関わらず、なまじ利益が出ているとその手を止めることはありません。

下請け、孫請けは構造上の問題が

ITとはゼネコン業界に似た部分もあって、どこか大手企業が大手クライアントから発注され、その業務を細分化して下請け、孫請け企業にどんどん流しているという構図も、実はブラックな働き方を助長する一要素となってしまっているのです。

自分たちのクライアント案件でない限り、当然利益は薄く、かといって納期は厳守しなくてはなりません。自然と残業が増えてしまい、常に納期と格闘して疲弊し続けている・・・そんな下請け企業も多数存在します。

その悲惨な働き方を避けるためには、できるだけ川下ではなく川上の仕事を行っている企業をチョイスすることです。メーカー機能を持つIT企業であれば、自分たちがサービスを作り、自分たちのクライアントに対して提案、納品するわけですから仕事のペースは自分たちの意思で調整可能になります。

下請け、孫請け、それ以下となると、そのような融通はどんどん利かなくなりますし、サービス残業、休日出勤などに追われるハメになるのです。

簡単に「働けてしまう」


先ほど「パソコン1台あればできる仕事」と表現しましたが、それがブラックな働き方を助長してしまっているケースもあります。
コロナ禍においてはリモートワークへの切り替えをいち早く導入し、普及させることができた業界ではありますが、裏を返せば「どこにいたって仕事ができてしまう」ということでもあります。

職場を離れて帰宅しても、上司から電話やチャットで連絡が来て「この部分、修正しておいてくれるか?」と指示を受けて部屋のパソコンで残業の続きを・・・なんてことも平気であり得ます。オンとオフの切り替えをしづらい、とも言えるかもしれません。あまりにも簡単に、「場所を選ばずに働けてしまう」ことが、ブラックな働き方に繋がっていることもあるわけです。

もちろん、優秀な企業であればその事実はさっさと認識し、だからこそ「働くことができない環境」を作ったりもしています。
デジタル・デトックスとまではいかなくとも、意図的にパソコンデスクから離れる状況を作るために、あえてアナログな環境の中に従業員の身をおく、といった試みが少しずつ増えているように感じます。

ITだからどこもそうだ、というわけではまったくありませんが、経営陣がよほど自制する意思を持たなければすぐに過重労働となってしまいやすい仕事だといえるのです。そんなブラック職場を引いてしまうことのないように、応募時には平均的な残業時間や離職率については必ずチェックするようにしてください。



いかがでしたか?
IT業界の「闇」について、少しはイメージできるようになったのであれば幸いです。しっかり目利きさえすれば、今後ますます成長していく「おいしい」業界であることは間違いありません。

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