コロナ禍や空前の円安・物価高を経験し、誰もが今後生き抜くために不安を覚えているのが今の世の中だと思います。何かに挑戦したいと思ってきた事でも、躊躇せずにはいられない社会情勢ではありますね。
大手企業にさえ就職すれば安泰、というわけでもないこれからの時代に、一体どのようなキャリア形成を行うことが安定に繋がるのでしょうか。業種、職種に限らず共通要素について考えてみましょう。

“資格マニア”は不要
最も危険なのは、「今後どんな仕事に就くかはわからないけれど、とにかく手に職が必要だ」と焦りの気持ちから、色々な資格取得に走ってしまうことです。
オーソドックスなところでいくと簿記やTOEIC、最近だと医療事務などの有名資格はなんとなく幅広く使えそうですし人気があるのですが、これはひとつ大きな落とし穴があります。
もちろん学んだ知識はどこかで活かせる場面があるでしょうし、勉強熱心なのは素晴らしいことで、そこを否定するつもりはありません。
ただし、キャリアをどのように重ねていくのか、というプランもないまま、やみくもに色々な資格を取りまくる“資格マニア”のような転職候補者は、面接官にとってはかえって“この人は一体、何をしたいのだろう?”とか“別にうちの仕事に関係ない資格をたくさん持っているが、うちで本気で働くつもりがあるのだろうか”と、いぶかしがられる結果になる可能性があるのです。
なぜその資格に興味を持ち取得しようと考えたのか、自分なりの意見をきちんと伝えることができるのであれば全く問題はありませんが、「ただ、不安払拭のために」というのでは理由になりませんよね。
営業というスキルは?
世の中で最も多くの人が従事している仕事の一つが、いわゆる営業という職種。モノやサービスを作り、それらを提案し売る、という仕事はAI化、システム化が進んだ未来でも必要な職業だとされています。
ほとんどの営業マンが、それこそ特別な資格を手にする機会のないまま、営業経験のみ積み重ねているのではないかと思います。
実際に履歴書を書く際に、特筆すべき資格やスキルを言語化できないため、「この年齢になって何もできない・・・」と不安な気持ちになる方もいるようですが、実は「営業ができる」というスキルは、他に代え難い貴重な能力なのです。
世の中にはモノを作ったり、新しいサービスを考えたりすることが得意な人がたくさんいます。ただ、オールマイティな人間などなかなかいないので、得てして作るのが得意な人は売り込むのが苦手だったりするわけです。
「いい商品があるけれど、世の中に知らしめる力がない」という課題解決のためには、優秀な営業マンはいつだって必要なのです。
しかし、もし仮に他の職種へジョブチェンジしたいと考えるならば、それなりに苦戦することは否めないでしょう。
臨機応変に対応できる?
どんな知識や経験を身につけてきたとしても、これからの時代は流動的に様々な事象の変化が起こっていくことが予想されます。
かつての知識や経験を、そのまま当てはめて解決できない課題も多く生まれていくはずです。
そうなると、何よりも大切なのは有事の際に立ち止まらず、思考停止に陥ることなく考えて行動し続ける力です。
これは、どんな業種、職種であっても関係ありません。
そうなると、「毎日、ひたすら同じ事をただ愚直に繰り返す」系の仕事を長く行っている人は圧倒的に不利でしょう。
日頃から考える習慣が身に染みついておらず、常に仕事内容については指示を受けて、その指示に従って淡々とやってきただけ、という状況が続いているためです。
身の回りの状況が刻々と変化し、その変化にキャッチアップすることを求められる仕事はつらい事も多いでしょう。ですが、そのストレスを乗り越えて対応できる力を身につけておけば、自分の身の置き場に困ることはなくなるはずです。
へこたれずに前へ進む力を
もう一つ大切なのは、単に状況変化に追いつき対応するだけではなく、なかなかうまくいかない際にも諦めずに努力を続ける、前に進もうとする意思を持つことです。
仕事とは、そう簡単なものではありません。なかなか自分の思い通りにはいかないこと、うまくいかないことが発生します。そんな時にいちいち“ああ、ダメだ”と落ち込んでいる暇などないはずです。
いい意味で開き直り、トラブルが発生したとしても積極的に解消するための努力ができる人材は、どこでも重宝されます。
結局、仕事ができる人というのは、努力を続けられる人です。当たり前といえば当たり前ですよね。
これまでの「常識」が常識ではなくなる事も多々あるwithコロナ時代において、過去の成功にしがみつく経営は必ずどこかで破綻するでしょう。
業績が低迷した際にただ落ち込むのではなく、要因を分析し、改善策をいち早く考え、PDCAを高速で回しながら解決策を探る。こんな行動力、バイタリティに溢れる人材こそが、高く評価されるようになるはずです。そんなチャレンジをどんどんさせてもらえるような職場を、探してみてはどうでしょうか。
その他の関連記事はこちら
facebookページはこちら