ITの進化や少子高齢化により、未来の人々の暮らしは変化し、働き方も変わると言われています。これは別に今に始まったことではなく、いつの時代もそうだったと思いますが、生き残っていく仕事というのは、時代のニーズにキャッチアップできるかどうか、という点が分水嶺となります。
今回は、今後はどのように職業選択を行なっていくべきなのか、時代のトレンドに合わせて考えてみましょう。

人の集まるところにビジネスは生まれる
これは商売の大原則ですが、人のいるところにしか商売は生まれません。無人島にいくと何の仕事もないですよね。反対に、例えばたくさんの人が訪れる夏の花火大会では、屋台を出店すればどんなものを売ろうとも、ある程度の売上が見込めるわけです。
仕事とは、人がいて何かしらの「不」が存在し、その「不」を解消するための提案を行うことで始めて成立するのです。その意味では、大枠としては、今後の日本においては「都心部」「高齢者」「インバウンド」など、人口が増加しているエリア、ゾーンに密接する産業が伸びていくはずです。
職業を選ぶ際には、人が集まっているかどうか、ユーザーが増えているマーケットなのかどうか、という点を考慮してみてください。人だまりのあるところにしか、熱気は生まれないのです。
必要不可欠な作業はIT化、効率化が進む
戦後、大きな経済発展を続けてきたこの日本という国は、多方面からの意見はあれども、やはり「裕福な国」であることは間違いありません。今後も、ITが進化しどんどん便利な技術が発達していけば、衣食住など生活のベースとして欠かせない分野の作業は、ロボットに取って代わられることになるでしょう。
必ず生活に必要な作業というのは、人々に共通して言えることであり、またルーティン化できることも多いため、IT化が進んでいるのです。
例えば、掃除ロボットや高機能洗濯機など、主婦が担ってきた仕事の一部はどんどん切り取られてロボット化が実現しています。
今後も、ライフラインに関わること、生活の基礎的な分野についてはITへのアウトソーシングが進むことが予想され、人手が次第と必要なくなっていくはずです。
生活を豊かにする分野にチャンス
生活に絶対になくてはならないもの、感動したり喜んだり、人生を豊かにするための分野は成長産業だと考えられています。
スポーツ、映画やコンサート、美術館など、生活に絶対になくてはならないわけではないけれども、感情を豊かにし毎日の生活を楽しく彩ってくれる事、これは残念ながら感情を持たないロボットには永遠に担うことができません。人の感情にリーチする仕事は、これだけは人間が行うしかないわけですから、今後もなくなることはありませんし、むしろ可処分所得が増えるに従って大きなマーケットとなっていくでしょう。
オリンピックやサッカー、ラグビーのワールドカップなどであれだけ世界中の人々が熱狂しているシーンを見ると、その勢いを肌で感じられるはずです。あくまで、理屈ではなく感情によって作り上げていく仕事である、という点がポイントです。
「集まる*楽しむ」
これらを掛け合わせて考えると、「人が多く集まっているマーケット」に対して、「衣食住以上の、レジャーを提供する」という観点での仕事は、どんどん伸びていく可能性が高いと思われます。
例えば、老人ホームに入っている利用者に対して、彼・彼女らが笑顔になるサービスを作る。来日した外国人移住者に対して、日本での生活をより快適にするためのサポートを行う。こんな観点で、多数の人に喜びや感動を与えるための商品、サービスは、ジャンルを問わず人気を博していくのではないでしょうか。
食べ物をロボットが作ってくれて、病院での治療もロボットが即座に患部を特定し適切な処置を行なってくれる。家に帰ると掃除や洗濯は自動的に完了している・・・。こんなことを考えていると、それだけでは味気ない生活に見えるかもしれませんが、そうではなくこれまで以上にたくさんの「余白の時間」が創出されるのです。
その時間を有効に、感動できるような使い方をしたいと世の中の人々が希望した時に、いざ提案できる商品やサービスを持っている企業は、一気に飛躍するのではないかと思うわけです。
その他の関連記事はこちら
facebookページはこちら