AIの進化により、色々な仕事が人の手を離れてロボットが代替手段となるようになってきました。レストランでロボットが配膳してくれる姿も、もうお馴染みとなってきた感がありますね。
未来が大きく突発的に変化していくことで、既存の職業観は打ち崩されていくはずです。どんな職業が今後可能性を拡大し、またどんな職業が衰退へと向かってしまうのでしょうか。考えてみたいと思います。

専門職やサービス職は増加傾向
世の中全体を見渡して、従事する総人数が増えている職種といえば、サービス従事者、そして特定のスキルを要する専門職です。
例えばわかりやすいところでいえば少子高齢化問題は加速し、看護師や介護職に就く人間は増加し続けていますし、ますます需要は増えていくでしょう。また、IT化が進んでいく中で、ここ数年システムエンジニア職に就く人も増えてきました。
これらの職業は、今後10年、20年と、まだ増え続けていくのでしょうか。おそらく答えはNo、です。前者の介護職などは、高齢者が増加し続けるとはいえ国内人口自体が減少モードに入り、そのうちに高齢者となる人口総数も減少に転じます。そうなると次々と新しい施設ができて、新しいポジションの募集が続くということはなくなるでしょう。ただし、一定のニーズはなくなりませんが。
エンジニアになるとさらに旗色は悪く、いわゆるIT化により人間が手を出す必要のないタスクがどんどん増えていくと、これまでのような人員は必要とされなくなる可能性が極めて高くなるのです。
販売に携わる仕事は怪しい
ネット通販の時代となった現代社会では、実店舗を構えることのデメリットもクローズアップされ始め、百貨店などは縮小せざるを得ない状況に追い込まれています。
リアル店舗での接客、販売などの職業は、じわじわと減少に転じるでしょう。反対に、ネットショッピングに関わる仕事、WEBデザインやコーディネーター、物流に関わるコンサルティングや実務の部分では、業容は拡大し続けています。職業を選ぶ際には、当然ながら時流に乗っている業界であるかどうか、をまず確認すべきです。
ネットで物を買う、売るという行動がごくごく一般的なものとなっていくにつれて、それに関わる仕事は軒並み増加しています。この手の事業を中心に展開しているベンチャー企業のいくつかは上場にまでこぎつけたり、株価も堅調に推移している様が見て取れます。代表例のAmazonなどは、10年前には想像もできなかったような化物企業に成長しました。
管理職はもう不要?
組織がフラット化され、多種多様な働き方が推奨される世の中になっていくと、いわゆるお飾り管理職は無用の長物となります。
かつては年功序列で、先輩や上司の指示を盲目的に守り続け、時(順番)が来たら出世し数十人の部下を持つ、、、こんなステレオタイプなサラリーマンが多数存在しました。
ところが、これからの時代では、正社員や契約社員、フリーランサー、副業、パートなど、様々な働き方をする社会人が増えていきます。案件、プロジェクト毎でチームを組むメンバーも入れ替わり、都度コントロール役が決まっていくような事になれば、名ばかり管理職の人間はいよいよ居場所を失っていくことになります。
歳を重ねたから、在籍年数が多いから、なんてことは今後の安定に繋がる条件とはなりません。何歳であろうと、何年在籍していようと、大切なのは何ができるのか、その一点に集約されるのです。
士業は、ふんぞり返れない
弁護士、税理士などの士業、いわゆる「先生」と呼ばれるような職業も安泰とは言い難い情勢です。ルールによってマニュアル化でき、計算できる類の仕事は、言わずもがな人間よりもロボットのほうが速く正確です。これまでその職業の既得権益に守られてふんぞり返っていた「先生」は、いよいよこれまでの行動を省みる時ではないでしょうか。
どんどんAI化が進んでいく中でも、「感情」が付加価値となる領域や、俗人的なノウハウが生きる部分で勝負することが必要になっていきます。職業として突然なくなるものではないかもしれませんが、その在り方はおおいに見直しを迫られることでしょう。
知的産業ビジネスの大いなる可能性
情報がなくて困る、ということよりも、ありすぎて、溢れ返ってしまって困る、ということのほうが実際に起こりやすくなってきた時代です。これからは、情報の正確性をいち早くジャッジし、キュレートし、その情報を活かしてビジネスに結びつけるような仕事はグングン成長するでしょう。
衣・食・住の生活を為す根幹となる部分が安定すれば、人々は次に求めるものは何か?それは、人生をより良くする、より快適にする、より深みのあるものにするための情報収集であり、そこで得られた情報をもとに行動を起こすことで得られる喜び、感動を享受することでしょう。
今はコロナ感染リスクが大きく、この手の話は大々的に話題となることは少ないかもしれません。しかし、人が生きる目的は決してリスクに怯えビクビクすることではなく、楽しい、嬉しいという感情を爆発させることであるはずです。知的産業は、その観点からもまだまだ成長余地があるのではないでしょうか。
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