2023年も終盤に入りました。円安基調が続き社会情勢は不安定さを残すものの、猛威を振るった新型コロナウイルス騒動は沈静化し、雇用環境もまだまだ予断を許さないものの、少しずつV字回復へと向かってきました。
こと転職市場においても、当然世の中の景気に左右されて求人総数は増減を繰り返すもの。果たして、新たな1年はどのようなマーケットとなっていくのでしょうか。

IoT技術の躍進に関わる仕事は増加の一途
まず、何をおいても今後伸びていくのはIT、それもIoTテクノロジーに関わる事業の各職種となるでしょう。
人々の暮らしをより豊かに、快適に変えてくれることに大きく貢献するIoTテクノロジーは、多くの業界で今後必要とされていきます。
開発に携わる技術系職種はもちろんのこと、その活動を支えるバックヤード(総務や経理、人事など)、また作ったサービスを世に広めるプロモーション、営業系職種のニーズもまだまだ増加していくことになるでしょう。
これから転職活動に取り組む方にとっては、明らかに伸びている、かつ、世論全体が前向きになっている事業にタッチしておく、というチョイスは最優先となってもおかしくはないと思います。
インバウンド関連は横ばいから増加へ
2019年日本開催となったラグビーワールドカップ、また新型コロナの影響で1年延期開催となった東京オリンピック開催が、いわゆる「日本ブーム」のラストイベントだと言われてきました。ところがオリンピック後、新型コロナが収束に向かうとインバウンド観光客が再度増加に転じてきました。そもそもこの日本において、日本を訪れる観光客や移住者が増えてくれることは、喫緊の課題となっています。国としても力を入れていくはずですから、そのようなインバウンドに関連する事業は、今後も成長を続けていくでしょう。
ただし、語学力を生かすという観点でいえば、日本から海外に進出していく企業もたくさんあるわけですから、そのようなアグレッシブな企業の中でプレゼンスを発揮する、という選択肢はより増えていく可能性があります。海外から国内へ、というベクトルだけではなく、国内から海外進出していく積極企業の中には、新しいポジションでの募集が出る案件もあるわけです。
マネジメントのポジションは必須
今後、ダイバーシティの考え方がよりポピュラーになり、多種多様な雇用形態、働き方を実践する方が増えていく社会になることが予想されています。そうなると、かつてのようにひとところに同種の人材が集まり、いちいち合議制でものごとを決めていたような牧歌的な仕事の進め方ではなくなるでしょう。
在宅の主婦やノマドワーカー、派遣社員、はたまたフリーランスで掛け持ちのエンジニアなど、様々な働き方を実現している方々をうまく取り纏め、全体のプロジェクトがきちんと進むようにコーディネートするディレクター的な役割は、今後どんどん需要が増えるポジションとなるのではないでしょうか。
行政主導で飛躍が期待される業界
今の日本においては、少子高齢化は避けては通れない大きな課題です。
この課題を放置していては、日本経済は停滞の一途を辿ることになってしまうため、国としては増加する高齢者、あるいは減っていく若年層、双方の助けとなるような施策をどんどん打っていく必要に迫られます。その活動にタッチする業種は、今後ニーズが高まり、場合によっては脆性優遇などのカンフル剤を得ながら伸びていくことが予想されます。
介護事業やM&A事業など、高齢者が直面する課題に関わるビジネスは急成長が見込まれています。
コロナ前は空前の売り手市場で賑わった転職市場ですが、一時停滞、そしてまた回復への兆しを見せています。転職先がなくて困る、という方は次第に減ってきているはずですから、これから転職しようという方にとってはチャンスは増えていくでしょう。
しかし、実際にはこれはフタを開けてみなくてはわからないもの。
周囲の状況に対して一喜一憂するのではなく、あくまで自分のペースで転職活動を進められるよう、しっかり準備していきましょう。
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