世の中では、45歳以上のシニア層を対象としたリストラが静かに広がっています。「リストラ」といえば、かつては不況に喘ぐ企業が存続をかけて最後の手段として行ってきたものという印象があります。
しかし、実際には好況が続く人気企業であっても、「不要なコストは切る」という考えの下でカットされる社員も増えているのです。人件費も高く融通が効かない、そんなレッテルを貼られてしまうシニア人材は本当に“役立たず”なのでしょうか。

IT化に対応できるか否か
40代、50代で真っ先にリストラ対象と考えられるのは、IT化の進む現代社会において、パソコンやスマートフォンを使う日々の中、様々なツールを使いこなすことができるのかどうか、はとても重要なポイントになります。転職活動においても、履歴書をデータ作成し、顔写真を貼りつけた形でPDF化するのはもはや「常識」ですが、その作業がすんなりできないという方もまだまだ一定数存在します。
少なくともExcelやWordのオーソドックスな使い方くらいは習得しておきたいものです。社内での資料をクラウド上で管理しているケースも多いでしょうから、パソコンの前でどこまでのことが行えるのか、その機能を十分に使えるのかどうか、一度チェックしてみてください。
周囲のアドバイスを聞き入れているか
年齢を重ねることで、変に自信過剰になってしまい、人の意見を聞き入れることができないタイプのベテラン社員がいます。こんな人物は要注意。
いざピンチになっても、すぐに素直に周囲にアドバイスを求めたり、教えを乞うことができなければ、成長は止まってしまいます。周囲にとっても、こんなに扱いづらい人材もいないでしょう。
それなりに経験を積み、役職がついているようなら尚更厄介です。人件費とプライドだけが高いベテラン社員なんて、どこの企業にとっても間違いなく「お荷物」となってしまうでしょう。謙虚に学ぶ姿勢があれば、他人の助言にも耳を傾ける気持ちが湧いてくるはずですよね。
誠実に仕事をしてきたか
そして、何といっても最後に必要な人材か、そうでないかを分けるのは能力でも経験もなく、その人物の人間性になるでしょう。
誠実に、顧客のために、社内の誰かのために、真面目に働き続けてきた人なのか、あるいは自分さえよければいいと、自分勝手な生き方を続けてきた人なのか、長い年月を通じて社内でどのような評価を受けているのか、が明暗を分けます。
それは突然変えようと思ってもそう都合良く人格など変えることはできず、また積み重なった評価もあります。人から頼りにされる存在か、一緒に仕事をしたいと思われる人材であるのかどうか、今一度振り返ってみてはどうでしょうか。
周囲に「貸し」があるような人であれば、いざという時にこれまで関わってきた上司や同僚、場合によってはかつての部下から、声をかけてもらうなんてケースも実際にあるものです。
誰だって、リストラ対象になんてなりたくはないものです。
会社から、職場の仲間から、必要とされる人材でありたいですね。
その他の関連記事はこちら
facebookページはこちら