誰もが一度は耳にしたことのある「ハローワーク」。自宅の近所にあるけれど足を運んだことがない、という方も多いことでしょう。行政が運営している機関なので安心して相談できそうな気がしますが、転職活動する方は注意しておきたい点もいくつかあります。
どうせ使うなら、うまく使いこなせるように、しっかり情報収集をしてメリットとデメリット、双方を理解しておきたいところです。
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ハローワークの大きな役割
ハローワークの正式名称は「公共職業安定所」と呼びます。
厚生労働省が運営している行政機関であり、全国各地に設置しています。
運営目的は、失業した方が転職先をみつけて、すぐに社会復帰できるような支援を行うことですから、退職して転職活動を行う方は原則としてすべて対象者となります。
大きな役割は3つあります。
①雇用保険事務
②転職相談、アドバイス
③求人紹介
まず大半の方は、①の雇用保険での手続きのために足を運ぶことになります。
失業給付の申請を行い、給付を受けるのはこのハローワークなのです。
ハローワークを使って転職活動を行い、退職してからもしばらく転職先がみつからない場合には、失業給付の対象となるのです。
ありがたい制度ではありますが、失業給付を受け取っている期間中は月に1度「失業認定」を受ける必要があり、何度も足を運ぶ必要があります。
職員による転職相談、アドバイス
就労支援を行うことがハローワークの目的ですので、様々なアドバイスを受けることができるのも大きな特典です。
はじめて転職する方にとっては、「職務経歴書」を書くのもはじめての経験となりますので、その書き方を指南して添削してもらえたり、面接対策についてのアドバイスを受けることも可能です。
ただ一点、注意しなくてはならないことがあります。
人材エージェント会社のキャリアアドバイザーなどと比較すると、中には事務的、流れ作業的に面談に臨む職員がいることも、残念ながら事実です。そんな人に当たってしまっても、まともなアドバイスを得られることは不可能です。
もちろん、大半は真面目に、親身になって相談に乗ってはくれるはずですが、仕組み上彼らの時間制約の中でアドバイスを受けられる、ということは理解しておきましょう。あなただけの担当についてもらえるというわけではないのです。
さらに、人によっては民間企業に関する知識に乏しく、具体的なアドバイスはできないケースもあります。
求人紹介は地元メインで
そして、最もありがたいのは具体的な求人情報を紹介してもらえることです。ハローワークからの紹介求人の最大の特徴は、地元企業のラインナップが豊富である点です。
リクナビNEXTなど大手の求人サイトでは、どうしても都会の求人案件に密集しがち(人材会社の営業マンが都会にいるからでしょうね)ですが、地方で地元就職したい方にとっては、選択肢を増やすためには活用しがいがあるでしょう。
ただし、ここでも気にしておきたい点がいくつかあります。
まずは、民間サービスとは異なり、無料で求人情報を掲載できるからと、地元企業が登録しに来ているだけなので、
「今、あなたが受けることのできる求人は3社あります」と紹介されても、それはあなたの職歴や希望を踏まえた上でセグメントされた3社なのではなく、ただたまたま今張り出してある求人の中で、年齢など大まかな要件のみ合致する求人が3つあっただけ、という可能性が高いのです。
また、無料で求人募集できるという点もクセモノです。
会社側からすると、「タダで人が採用できればラッキー」くらいに思っているケースもあり、往々にしてそのように「人を採用するのに金も手間もかけたがらない」企業の中には、いわゆるブラック企業が多く含まれてしまいがちです。
それでも、ハローワークの職員が直接会社訪問して調べているわけではないので、入社してみたらブラックだった・・・なんてことにもなりかねません。民間サービスのように仲介役がいてくれるわけではないので、正しい情報は自分で集め、自己防衛する必要があるのです。
このように、一長一短あるハローワークですが、使い方次第では転職活動の武器となるはずです。うまく使いこなせるように、情報収集してみてください。
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