学生時代、居酒屋やコンビニなどでアルバイトをしてきた方は多いと思います。職務経歴書に書くのは原則、社員として働いてきた経験というのが通例となっていますが、履歴書ではPRの一部として記載することは問題ありません。
あくまで社員ではなくアルバイトにはなりますが、そこで得た経験や知識は、正社員として働く際にも大きな財産となってくれるのですから、アピールしない手はありません。

責任範囲についての認識を
まず最初にお伝えしておきたいのは、どれだけたくさんの仕事、難しい仕事をしてきたのだという自負があるとしても、「あくまで、正社員ではなくアルバイトという範疇の中での仕事」だった、という認識を人事側と揃えることです。
「こんなに大変なことをやってきたんですよ!」と熱を持ってアピールしても、本当に重要な、責任を伴う職務はやはり社員が担っているケースが大半です。(中には、社員の人手不足により、アルバイトスタッフにまで過重労働を強いているケースは散見されますが、それは例外として)
店長や社長、管理者がしっかり職場を守ってくれている範囲の中で、仕事に打ち込んできたという全体図の中でこんな職務を担っていた、という天狗にならない発言を心がけましょう。
時折、力みすぎて自分の役割がいかに重要だったのか、大変だったのかという自慢話に終始する方をみかけますが、これは失敗の典型例。
繰り返しますが、最も大切な役割はアルバイトやパートの方までは回ってきません。あくまで「代えの利く」範囲の中で仕事をしてきたはずです。
ポピュラーなPRは「接客」「販売」
数多あるアルバイトの職種の中で、最もポピュラーでわかりやすくPRできるのは「接客」や「販売」といったジャンルでしょう。
にこやかに「いらっしゃいませ!」と接客をしてきた経験は、自分が受ける職種が同じ接客系でなくとも、かなり幅広い業界で役立ちます。
中には、営業職の募集であっても接客経験をひとつの参考としてプラス加点してもらえるケースも多々あります。
接客とはただ単ににこやかにしていれば良いわけではなく、居酒屋であれば酔客の相手をしたり、店頭販売であっても商品に対するクレーム処理に追われることもあったでしょう。
そのようなイレギュラー事象に対する対応力が鍛えられてきた点も、評価ポイントとなってくれるはずです。
その手のエピソードがある方は、さくっとお伝えできるような準備はしておきましょう。
人とのコミュニケーション力
詰まるところ、どんな仕事であっても人と人とが織りなすものですから、対人折衝力が磨かれてきた、という点は大きな評価軸となるはずです。
アルバイトなのか社員なのか、という区切りは、もちろん社内では存在するもののお客さんから見れば一切関係ない話です。
実態は大学生、高校生であっても、制服を着て接客する限りは一人前の大人として対応を求められますよね。
その期待に応え続けてきたコミュニケーション力は、営業職をはじめとして、様々な職種で活かせる経験になったはずです。
アルバイト経験を棚卸しする際には、客層がどんな世代のどんな方々で、どのようにコミュニケーションを取ってきたのか、エピソードとして語る準備はしておくべきでしょう。面接事にも、面接官相手に培ってきたコミュニケーション力を発揮しましょう。
コツコツ系は、継続力をPR
反対に、人とほぼ関わらない職種のアルバイトを経験してきた方もいるかもしれません。その場合には、同様に、人と会話することなくコツコツと物作り、データ入力などの単調作業に打ち込んできたという経験をPRできる職種を選んでエントリーしてみましょう。
単純労働であっても、決められた役割を最後までやり遂げる力というのは社会に出てからも十分に活かせる能力です。
ともすれば飽きてしまいそうな作業であっても、逃げ出さずにやり遂げることができる人間というのは、そう多くはありません。
重宝されるような職場を選べば、面接の合格率もアップするはずです。
ここがミスマッチになるような仕事・・・コツコツ系のアルバイトから営業系の社員案件へのエントリー、となると厳しいかもしれませんが。
たかがアルバイト、されどアルバイト。
長年経験してきたことは、ひとつひとつの経験が大きな武器となってくれるはずです。自信を持ってアピールすることを心がけましょう。
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