『石の上にも3年』昔からこんな諺があります。多少つらい事があっても、前向きに捉え、耐えるべきを耐えて成長を続けていくのが大事だという考え方です。外国でも、『転石苔を生ぜず』という言葉がありますが、これは職業をコロコロ変えると地位や財産ができない・・・という意味と、活発な活動を続ければ時代に取り残される事はない、という真逆の意味でも使われるそうです。
辞めるべきか、耐えて留まるべきか、悩む方は年々増加しているように思われます。はたして、「辞めどき」とはどんなタイミングを指しているのでしょうか。
物理的な限界が横たわっている場合
親の介護で地元へ戻る必要ができた。家族が増えて収入を増やす必要ができた。例えばこんな時に、地元への転勤可能性がゼロ(そもそも支店がない)であったり、平均年収が希望にはるか及ばない事が明白であったりするならば、どれだけその会社に残って努力を続けても、親の面倒を見る事はいつまでもできず、収入は横ばいが続く事になってしまいます。
社風が好きで、共に働く仲間とも人間関係がうまく構築できていると、「なんとかならないか」と足掻いてしまうもの。でも、物理的な制約条件ができてしまうと、こればかりはどうにも解決できる手立てはみつかりません。諦めるか、転職するか。二択を迫られる事になるでしょう。
“動かない上司”とソリが合わない場合
中小企業であれば経営者、大企業であれば直属の上司などにあたるでしょうか。自分の上司にあたる人間とソリが合わない、リスペクトできない、価値観が合わない、もっと酷いケースだとパワハラやセクハラの類のトラブルが続いていたりする。配置換えの可能性があり、<上司ガチャ>に再チャレンジできそうならば我慢するのもアリかもしれませんが、中小企業の社長なんて基本的には死ぬまで変わらない可能性のほうが圧倒的に高いわけです。
一度きりの人生、嫌いな人間を相手に我慢し続けてまでその会社に残って成し遂げたい事など、何もないはずです。さっさと見切りをつけるべきでしょう。

仕事へのやりがいを見出せない場合
駆け出しの頃に、仕事の醍醐味ややりがいが理解できないのは当然だとしても、ある程度の年数を経て一通りの経験を積んで、それでも自分が携わる仕事の価値が感じられず、やりがいを見出せないまま、こんな場合も問題です。収入のためにと割り切って感情を押し殺したまま働く事ができないわけではないですが、本当にそれでいい人生だったと言えるでしょうか。世の中には、まだまだ知らない仕事が山ほどあります。自分が心から打ち込める仕事を探すのは、とても有意義な事ではないかと思います。もちろん、そうそうそんな夢のような職場とは出会えないものですが、諦めてしまっては可能性はゼロのまま。我慢しっぱなしの人生しか待っていないですよ。
新しいチャレンジに魅力を感じた場合
今の職場には大きな不満はない。慣れてきたし職場の仲間ともうまくやっている。それでも、まったく別の仕事に魅力を感じ、ワクワクする感情を抑えられない程やりたいと感じたならば、これもやはり辞めどきだと言えるでしょう。もしその自分の本音を隠したまま、今の仕事を粛々と続けたとして、10年後、20年後に「あの時なぜチャレンジしなかったのだろう・・・」と後悔するのは残念すぎます。
やってみたい事がみつかるというのは、人生において本当に奇跡のような素晴らしい事。挑戦しないのは自分の人生を蔑ろにしてしまう事と同義です。もしチャレンジして失敗したとしても、何もしないまま後悔するよりよほど前向きな人生になってくれるはず。やりたいと感じたなら、真っ向勝負。仕事なんてステージや価値観が変われば変わって当たり前、その位の気概で生きていきたいですね。
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