最近の若い人はテレビを見ないとか、スマホでネットばかり見ているとか、とうとうテレビそのものを持っていない、という一人暮らしの人も増えてきたようです。広告代理店に勤める私たちからすると、TV視聴者が減少するのは業績にも関わる死活問題、のはずなのですが、必ずしも職場が悲壮感漂うものとなっているのか、と言われれば決してそんな事もありません。

ネット広告が時代の潮流に
今や、インターネットで何でもできる時代になりました。SNSの普及も手伝って、ほぼ毎日、どんな時間帯でも、自分が興味のあるコンテンツを見ることができるようになりましたよね。
ネット広告のほうが、雑誌やテレビよりもより詳細のターゲット設定ができて、費用対効果の高い広告が打てるようになった、と言われています。確かに、テレビCMってよくよく考えると荒っぽいものです。たくさんの視聴者に対して、多額のコストをかけて一斉に打ち出すわけですからね。化粧品会社の口紅のCMを、おじいちゃんや小学生の男の子が見る必要はないわけです。
自社のターゲット属性の人「だけ」に伝えるCMと考えると、これからはますますネット広告が主流になっていくことは、私たちから見ても間違いないと思います。
それでも、“数”の力は凄い
それでも、まだまだテレビに取って代わるほどのインパクトは、ネットの世界にはまだありません。
仮にあるスポンサーがTVコマーシャルを1本削って、そこで浮いた予算を何か新しい広告手段にトレースしようと考えても、ネット広告だけでそんな莫大な予算を使いきることも難しいようです。消去法的に、TVコマーシャルはまだまだ強い武器である、というわけです。
やはり、短時間で数多くの視聴者にリーチできる広告媒体として、これほど瞬発力のある媒体はないのですね。大手広告代理店にとっては、テレビの視聴率、そして視聴者「数」は生命線になるのですが、まだ当面はナショナルクライアントからの依頼が激減する、ということはなさそうです。
逆風に立ち向かえる人材に
とはいえ、少しずつ若者を中心にテレビ離れが起こっているのは間違いのない社会現象です。この状況が加速していくと、いずれ電通、博報堂などの最大手企業であっても、苦しくなる局面がやってくるでしょう。
そんな時に求められる人材像とは、決められた手順、慣習に沿って仕事をするだけの人材ではなく、新しい課題、局面に差し掛かったときに自ら打開策を考え、実践し、トライ&エラーを繰り返し挑戦することができる人間です。
明らかに逆風が吹いてくるマーケットの中で、新しい価値を創造し、時代の流れを読んだ提案ができるかどうか。広告代理店の未来は、そこにかかっているのではないでしょうか。
ぜひ、チャレンジ精神旺盛な方にはオススメの業界です。
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