ITに関する報道が連日のようになされる現代社会。「残業が嫌だ」「もっとおしゃれなオフィスで働きたい」など、うわべの要素だけを見て就職先を探しているだけでは、これからの社会を生き抜いていけるだけの力を身につけることはできません。
時代の流れを読み間違えないこと。それこそが、力強く稼いでいくための必須スキルなのです。

世の中の「不」に気づくこと
仕事の対価は報酬です。その報酬はどこから来ているか?言わずもがな、お客様からですよね。お客様は個人であれ法人であれ、何かしら困っていること、手助けしてほしいと願っていることがあって、その「不」を解消する提案があったからこそ、「ありがとう」とお金を支払ってくれるわけです。
世の中には色々な仕事はありますが、どの仕事でも原理原則はここにあります。どんな「不」があり、どうやって解決するのか。そのアイディアを生み出すことこそが、価値のある行動であり、すべての仕事の川上にいることを意味しています。
稼ぐためには、ずっと川下にいるだけではいけません。川下で降ってきた仕事・・・いや、単純作業を裁くだけでは、それこそ真っ先にITに、ロボットに取って代わられることになるのですから。
ITはどこまでいっても、人の感情は理解することができません。何に困っているのか、どうしたいのか、という感情を汲み取るのは、やはり人間なのです。
ITを使いこなす仕事とは
ロボットが得意な作業とは、ロジックで固められた作業を淡々と正確にこなしていくことですし、AIが得意とするディープラーニングとは、過去のデータを蓄積、分析してこれから来る未来を予想することですよね。これは、人間の記憶力や正確性では太刀打ちできるものではないでしょう。
単純な作業だけを行う職に就いている方は、そろそろ転職の準備を始めるべきです。つい10数年前まで、電車の改札では駅員さんが切符を切っていたわけですが、仮に切符を裁くスキルだけを必死に磨き続けてきた駅員さんがいたとしたら、その労力は残念ながら現在では活かすことができていないのです。
これから先は、10年とか20年といった、遠い未来の話ではないでしょう。
ITはものすごいスピードで進化していますから、近い将来、スーパーのレジ打ちやホテルの受付、銀行での誘導など、ロジックに沿って行う仕事は全てロボットに代わっていくことになるはずです。街中が、より進化したペッパー君だらけになるわけです。
そうなると、私たちビジネスパーソンに求められるのは、そんなペッパー君の使い道を考える、そして指示を出す仕事になるのではないでしょうか。
人生の「余白」を担う
衣食住など、生活で絶対に必要な行為は、どんどん便利に快適になってきました。ロボットの出番がたくさんありますよね。
ところで、便利になっていけばいくほど、理想像としては私たち人間には「時間」が捻出できるはずです。主婦が掃除、洗濯にかけていた時間を、ロボットが完璧に行ってくれるようになったら?そのぶんの家事にかけていた時間は、主婦の自由な時間となります。
そうやって私たちの生活がITのおかげで快適になっていくと、人生をドライブに例えるならば、ハンドルをぎゅっと握ってまっすぐに運転するのではなく、多少の遊びの部分が生まれ、そのことでより安全に、楽しいドライブができるようになるのです。新しくできた時間で、「生活に絶対に必要ではないもの」が活躍することになっていくはずです。
映画や音楽のコンサートを楽しんだり、スポーツ観戦したり自分でプレーしたり、思う存分読書に没頭したり・・・。
こうした芸術、スポーツなどの文化は、これはロボットの出る幕はありませんから、このような「遊び」にリーチする業界に飛び込んでみるのも面白いかもしれません。健康寿命が伸びていくことと相まって、人生にはこれまで以上に「余白」が発生します。その「余白」に対する提案ができる企業は、今後成長していくのではないでしょうか。
このように、想像を張り巡らせてみるのも楽しいことですし、今後のキャリア形成を考える際には、ぜひ意識してみて頂きたいと思います。
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