“ブラック企業”と一口に言っても、実は様々なタイプのダメ企業が存在します。離職が激しい、サービス残業が多いなどはブラックの代名詞とされていますが、そのような状況に陥っているのはなぜなのか、という要因に目を向けてみると、それぞれの企業の実態が見えてくるのです。決して上っ面な「いい情報」だけに左右されてはなりません。

経営者の頭の中が真っ黒け
まず、確実に避けないといけないのはこのパターン。
経営者が、人の採用をモノの仕入れと同じように考えていて、「10人くらい入社したら、1~2人だけ残ってくれたらいいから」なんてことを、平気で人事担当者に指示するような思考だと、これは完全にアウトです。
残りの8人の人生はどうなるのか、最初から人を育てる気があるのか、このあたりを考えてみると、どれだけ儲かっていようが、例え上場していたり名の通った企業だろうが、絶対に選択すべきではありません。最初から従業員を大切にする気のない社長の元で、頑張ろうと思えますか?
ビジネスモデル上、どうしても多忙になる
いやいや、社長は人格者で、従業員想いで、人を大切にする心を持ってくれている。でも、それだけで安心するのはまだ早いです。
業態上、どうしても労働集約的な構造になっているビジネス・・・接客や販売など、第三次産業になるとどうしても長時間労働になり、かといって他人の2倍働いたからといって2倍の収入に直結するわけでもない、という仕事が世の中にはたくさんあります。
平均的な収入相場の低い業界、という切り口で調べてみると、たくさんみつかるはずですが、この手の業界に飛び込もうとする方は、多忙になりがち、下手すると多少のサービス残業は「当たり前」だという文化の中で働くことになるリスクを負うのだということを理解しておいてください。
もちろん、労働基準法に照らすと違法である範囲にまでなってくることもありますが、世の中にはその程度の違反は蔓延しています。
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」と考えている企業は避けるようにしましょう。
上司は選べない。ので・・・。
最後に、アンラッキーなパターンもあり得ます。経営層はいい方ばかり、企業理念もしっかりしていて、事業構造も安定して利益が出せている。
でも、直属の上司がクソみたいな人だった、というパターンです。
毎日顔を合わせる上司から罵詈雑言を浴びせられたり、無理難題を押し付けられたり・・・こんな場合は、絵面としては完璧にブラック企業となりますが、実はその上司だけが問題なのであって、例えば異動や組織変更でその上司さえいなくなれば平和な、人間関係の良い職場に一気に変わる、ということが起こり得ます。この場合だけは、ブラックな職場だからといって早計な判断をしないようにしましょう。
明らかにパワハラ、セクハラといったレベルでの言動が目につくようならば、人事にきちんと相談してみてください。まともな企業であれば、取り合って対応してくれるはずです。
「まあまあ、そんなこともあるから」といなされるようであれば、それこそそんなブラック企業はいち早く退職手続きを取るようにしてください。
誰だって掴みたくないブラック企業。ぜひ、タイプ別にイメージしてみてください。
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