かつては企業の“平均寿命”は30年だとまことしやかに囁かれてきた日本社会。
<BUCA>と呼ばれる混沌とした社会の中では経済サイクルの循環はますます速くなり、この平均寿命はどんどん短くなる傾向にあるようです。
一方で、少子高齢化が叫ばれるこの日本においては、定年となる年齢はどんどん上昇し、これまでよりも長く働くことを余儀なくされる方が増加していくことが予想されます。となると、誰もが普通に1社、2社と転職して働き続けるイメージを持つ必要がある、ということなのです。

歳を取ってもできる仕事?
先述の通り、今後皆さんは60代、70代になっても尚働き続けるという選択をする可能性が高くなるわけですから、単純に「歳を取っても働き続ける」ことをそろそろ想像していく作業が必要です。
わかりやすい例として挙げるならば、「若さ」を売りにするような職業、例えばプロアスリートや容姿を問われるアイドル、モデルなどの職業では、否応なく「引退」を迫られる日がやってきますが、それと同じような仕事ではないか、考えてみる必要があります。力仕事であれば、果たしてこの仕事は60代になっても継続できるのか?単純労働であれば、あと何十年と飽きずに本気で続けることができるのか、など。
もし将来へのいいイメージが持てないのであれば、次の道を真剣に考え、そして探し始める必要があるということなのです。誰しもが、将来について考えることは「緊急ではないが、最大限に重要なタスク」なのです。
反対に、年齢を重ね経験を積むことがプラスに作用する仕事もありますね。結婚に関わる仲人さん等は、どうでしょうか。あまり若すぎる方よりも年配の落ち着いた方のほうが信頼を得やすいのではないでしょうか。こんな仕事であれば、長く続けやすいと考えれるかもしれませんね。
ポータブルスキルは身についている?
もし、今の仕事をこの先ずっと続けるのはおそらく無理だ、あるいはやりたくない、というジャッジになったと仮定しましょう。そうすると、この先どこか別の業界、別の職種へシフトチェンジするための挑戦をしていくことが必要になります。
まったく畑違いの仕事をすることになるとして、その際にこれまでに培ってきた経験や知識で活かせること、いわゆる“ポータブルスキル”は何かありますか?何一つスライドして活かせる武器がない、と自覚するのでればこれはなかなか大変なことです。
相応の年齢にも関わらず、そのへんの高校生と同じレベルでのスタートラインで仕事をすることになるのだとしたら、これまでのような収入は望めませんし、良い職場環境で働くということも難しくなっていくでしょう。対人力、折衝力など、異業種、異職種に移っても使えるスキルを、少しずつでも身につけることのできる仕事に従事することが、あなたの今後の人生においてより多くの選択肢を持つ事に繋がるのです。
そもそもの「夢」とは?
もう一つ、大事な観点があります。
それは、私たち人間は、ただ働くためだけに生きているのではない、というごくごく当たり前の事実です。
また、仕事というのは単にお金を稼ぐため「だけ」の手段ではないはずで、人生の目的そのものであるべきだと思うのです。
子供の頃、どんな大人になりたいと思っていましたか?何のために働きたいと思いますか?誰の笑顔を見たいですか?そんなことにも、思いを張り巡らせてみてください。
今の仕事の延長線上で続けることができるから、そんな理由だけで仕事を継続するのは、これはモチベーション維持に繋がりません。
何のために働くのか?もっと言えば、何のために生きるのか?
そんな根源的な問いに対しても、この機会に今一度考えてみてはどうでしょうか。こればっかりは教科書にも載っていませんし、ネットでいくら叩いても出てきません。あなたの心の中にしか、その解はないのです。
明るい未来が待っている
AIが進化し、どんどん私たち人間がやってきた仕事を奪われていくと言われています。これは別に悲観する必要はありません。ロボット達が、面倒な単純労働や複雑な計算作業を代わりにやってくれるようになるわけですから。
私たちの手元に残る仕事は、単純ではない仕事、計算だけでは成立しない仕事です。つまり、人間としてのアイディアや感性を必要とする仕事、あるいはそれらのロボットを使う側の仕事にどんどん寄せられていくのです。総じて、肉体的な負担は今後減っていくでしょうし、単純で面白くない仕事も世の中から消えていくことになるでしょう(だからこそ、そのような仕事に従事してきた方は危機感を覚えて頂きたいのですが)。やりがいのある仕事、世の中の役に立つ仕事を、この先歳を取っても続けられるわけです。
定年で引退し、何もやることがなく毎日ぼーっとして余生を過ごすだけ、よりも、よほど明るい未来だと思いませんか?
そんな楽しい人生にするためにも、今から少しずつでも、将来のキャリアビジョンについては考えてみるべきなのです。
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