転職事例集

【希望を持って転職してみたまではよかったが・・・】入社してみると、“まるで話が違う!”

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大手の広告代理店で7年間勤め、ありとあらゆる業績を叩き出しトップ営業マンとして意気揚々と転職活動に臨んだのは、もう3年近く前のこと。

その当時は飛ぶ鳥を落とす勢いで怖いものなどなく、ただただ「これだけ仕事を頑張っているのだから、自分にはもっと高い年収が見合うはずだ」との考えで、新進気鋭のITベンチャーへの役員待遇での転職を決めました。収入を増やすこと、そして自分の仕事の領域を大きくすることを夢見ての転職でした。




華やかさはハリボテだった

新しく入った企業はネットでも話題になっているITベンチャーで、経営者は有名芸能人との付き合いも多くマスメディアにも取り上げられるような方で、上場を目指して急成長を続けている状況でした。

「上場したら持ち株で利益が出るから」という誘い文句にも踊らされ、他社を蹴ってここに入社したのですが、実際には華やかなことばかりではありませんでした。

出社するオフィスは確かに都心の一等地、有名なオフィスビルの中にありテンションが上がったのは事実です。しかし、実際の仕事現場については、これはベンチャーであるため致し方ないのかもしれませんが、制度も仕組みもまだまだ未熟で、前にいた大手企業との差異は歴然としていました。

何よりも、仕事が個人に拠っている。ある仕事は、**さんにしかできない、ということが多々ありました。そして、人の出入りが激しいものですから、いざ引継ぎをしてもらおうと思っても既に前任は退社していて連絡もロクに取れない・・・そんな状況で、イチからやり直すのは相当ムダなパワーがかかることでした。

華やかさの裏側で、こんなにアナログで泥臭い努力を強いられるのか、と気づいた時には、もう後の祭りでした。

求人広告の内容はどこへ?

そもそも興味を持つきっかけとなったのは求人サイトで見た広告でしたが、その広告内にはオンとオフの切り替えが自由にできて、若くして責任あるポジションを任され、社会的価値のあるサービスを提供している、という触れ込みでした。

しかし実際には、誰もが果てしない残業で体調を崩す者が続出していて、休退職が多く職務の穴埋めでの異動は日常茶飯事、社会的な価値がどうかと考える余裕などなく、目先の仕事をこなすので精一杯。
営業ノルマに到達するためには、顧客にとって価値があるかどうかなどということよりも、「買ってくれる人に売る」という、半ば押し売りでの営業活動をせざるを得ないといった悲惨な状況でした。

そのため、顧客満足度が上がるわけもなく、サービス更新期には更新せずに解約となってばかり。また新規でお客様をみつける=騙くらかして売る、という最悪のスパイラルを繰り返すしかなかったのです。



子供に胸を張って仕事を誇れるか?

結局、3年目を迎えた今年、私は再度転職活動に取り組み始めました。
一番大きな理由は、子供ができたことです。

自分の子供が大きくなった将来、「お父さんはこんな仕事をしているんだよ」と胸を張って伝えることができないと感じたとき、自分の一生を、そんな仕事に費やしてよいのかと考えた時に、目の前が真っ暗になってしまったのです。

相変わらず表向きの資金調達は順調で、おそらく数年のうちにこの企業は上場するでしょう。そのまま留まれば、役職も年収もまだまだアップしていくはずです。それでも、自分の信念を曲げるようなことはしたくない。子供にウソはつきたくない。

こんなことで悩まなくていいようにするためには、転職活動時には企業理念をしっかり確認するべきだと強く感じます。これから転職しようとしている方には、ぜひ意識して頂きたいです。

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