転職コラム

【どこまでが“新卒”扱いしてもらえるのか?】第二新卒は「転職」になる?就職活動と同じ?

投稿日:2022-12-18 更新日:

売り手市場となった昨今では、新卒で就職先を見つけることはそう難しい話ではありません。
しかし、自分の希望する企業から内定が出なかったという理由で就活が終わらないまま卒業してしまったり、あるいは入社後数年で「自分には合わない」として、すぐ退職してしまう若手人材も多々いるのが現状です。

今回は彼らの転職活動について、触れてみたいと思います。




第二新卒は「転職」になる?

新卒とのボーダーは年々緩く変化

かつては、どのような人材であろうと新卒と既卒ではまったく異なるカテゴリーの人材として扱われるのが通例でした。
社会人経験が乏しくとも、「就職」ではなく「転職」として選考に臨む。つまり、経験豊富で知識も備えた転職希望者と横並びが活動しなくてはならなかったのです。そもそも、一度入った企業で定年まで勤め上げるのが“普通”で良いことだとされていた時代には、入社してすぐに転職しようという心意気を生み出しにくい世論もあったかもしれません。

ところが最近では、転職すること自体はごくごくありふれたこと、になってきました。それに合わせて、新卒なのか若手の転職希望・・・つまり「第二新卒」なのか、という境界線は、次第にボーダーレス化してきたように感じます。
雇用側からしてみると、新卒だろうと既卒だろうと、まだ現場の経験も踏めていない、ポテンシャル採用という観点ではどちらも実質的な差異はさほどないはずです。年齢もすぐ近く、ですし。

制度が追いついていない企業も

とはいえ、あくまでここ数年のトレンドでしかなく、従来通り「新卒採用」=既卒者は対象に含めない、と線引きしている企業もあります。どうせ若手を採用し、教育する手間がかかるのであれば、どこの考え方にも染まっていない“白地”の学生を採用したい、というアイディアです。

本心ではどちらも一緒だと理解していながら、制度や受け入れ体制が時代のニーズに追いついていないだけのケースもあります。特に老舗・大手企業の中にはそのような体質の企業が混在しているように感じます。

先進的な考え方をし、改革を実行してきた企業の多くは、新卒だろうと既卒だろうと「元気な若者」という切り口で、平等にジャッジしてくれる機会も多々あります。



護送船団方式の採用活動の終焉

そもそも、に立ち戻ると、日本独特の新卒採用マーケットというもの自体の歪みが、次第に顕在化しつつあります。
あれだけの短期間でマッチングを図ること自体に無理があるのではないか、という考え方から、通年採用にシフトしている大手企業も続々登場しています。
通年採用や下回生でのインターンシップ実施などにより、ミスマッチは少しずつ減少していくはずです。

お互いにじっくり見極める期間が増えると、入社してすぐに退職してしまうような、いわゆる第二新卒層は発生しにくくなっていくのではないでしょうか。

今も昔も、元気な若者を欲しがってくれる企業は山ほどあるはずです。
自信を持って、若さを武器に頑張ってもらいたいですね。



その他の関連記事はこちら

facebookページはこちら


-転職コラム

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

“外野”の意見に左右されないで!

【自分の人生を決めるのは、あくまでも自分自身】“外野”の無責任な意見に左右されないで!

IT化が進み、インターネットで簡単に色々なことを調べたり、自分の意見を表明したりすることができるようになった現代社会。自分自身が転職活動しようと悩む際には、きっと色々な角度から、たくさんの情報を仕入れ …

【リモートワーク普及が引き金に】「転勤」が大企業のスタンダードではなくなる時代に突入!

4月の新年度の始まりや、10月、下半期への切り替えと共に、新天地へ転勤した方も多いのではないでしょうか。最近では、就活生から転勤のある企業はいくら有名企業であっても避けられる傾向にあるそうです。全国、 …

【激動の時代を賢く生き抜くための転職を】転職を有利にする“ポータブル・スキル”を身につけよう

コロナ・ショックもやや落ち着きを見せているここ数ヶ月、多少とも景気が戻り、転職市場は賑わってくる様相を呈しています。 転職したいと考える人にとっては、ここ数年で最もチャンスが多い時期なのではないでしょ …

在宅ワークの近未来。

【リモートワークが普及。これからの世の中、働き方はどう変化する?】在宅ワークの近未来。

ダイバーシティの推進や、労働人口の減少により、働くママさん達の活躍がクローズアップされています。 ITの進化に伴い、在宅ワークも次第に拡がりを見せつつありますが、まだまだ通勤電車は毎朝混雑していますし …

努力の「証」と「信用」

【転職活動で武器となる“肩書き”はあるのか?】積み重ねた努力の「証」と「信用」について

転職活動は、新卒での就職活動とは異なり原則的には即戦力採用を行うため、どんな経験やスキルを持っているか、が重視されます。その上、企業によってはやはり学歴や前職の社格を気にするところもまだまだ多いのが実 …