転職活動は、言わずもがな自分自身の人生をより良くするために行うもの、です。その大目的があるにも関わらず、意外なことに自分の意思とは反する行動、選択をしてしまうケースがあります。それは周囲の目が気になってしまったり、家族や友人のアドバイスを鵜呑みにしてしまったり、色々な場面で自分の考え方が揺らいでしまうことが理由のひとつ。一体どんな時に、私たち人間の思考はブレてしまうのでしょうか。

外的要因に振り回される
一流アスリートは、試合前日まで、さらに試合中でも「自分ができること」に集中することができると言います。
対戦相手が自分よりも強い、絶好調だ、などの情報が入ったとしても、それは自分にどうできることでもありません。
自分に今できることは何か、そこをしっかり考えて自分のパフォーマンスを100%発揮することに全力集中するわけです。
転職活動でも同じように、例えば自分以外の候補者も複数いる場合があります。周りよりも自分をよく見せようとしてしまって、面接の場で背伸びした発言をしてしまったり、無駄に焦ってミスをしてしまったり。
自分はA社に転職したいと思っていたのに、家族や友人から、有名なB社にしたほうがいいと勧められ、自分の意思に反してB社を選んでしまう。そんな事例も山ほどあります。
これらは全て、外的要因に振り回された結果起きてしまうことなのです。
その場の感情に流される
せっかく転職活動がうまくいって内定までこぎつけたものの、現職の上司や社長からは熱烈に引き留められてしまう。
“君がいないと困るんだ”だとか“年収をこれまでより上げるから”などと説得され、“そこまで自分に期待してくれるなら、もう一度頑張ってみようかな・・・”とほだされてしまう。こんな直情型の方も要注意です。
本当に自分に期待してくれていたら、大事な戦力だと考えてくれていたなら、こんな辞めようとする直前になってからではなく、さっさと年収を適正にUPしてほしかったですし、辞めようと思う前にもっとコミュニケーションを取って、やりがいのある仕事をさせてほしかったですよね。それが真実です。
面接の場で社長や人事の方がとても魅力的に見えて、ここはいい会社だなと安易に判断してしまう方もいます。あくまで、一緒に仕事をすることになる上司や同僚を見てジャッジするべきなのに・・・。
このように、その場の感情だけでいい、悪いという判断をしてしまいがちな方は、一度冷静になって考える時間を持つべきですね。
親の価値観に支配され続ける
転職活動をしている、ということを両親に報告してみると、親は自分たちが生きてきた時代の“常識”に従って「それはいい」「それは危ない」などと○×をつけてしまいがち。極論すると、親の世代での感覚からすると、バリバリのキャリア真っ最中だった時代には存在しなかったIT企業などは「よくわからないから心配だ」となってしまいます。
親にここまで育ててもらった、という感謝の念を持つことはもちろん大切ですが、こと今後のキャリアについては親ではなく自分自身の問題です。
どんな人生にしたいのか、どんな選択をしたいのか、は、あくまで自分の価値観、思考で決めるべきでしょう。
親の意向に沿った判断をすることが一見親孝行だ、と勘違いしてしまう方もいるかもしれませんが、親にとって本当に幸せなのは、自分の子供が自分の意思で切り拓いた、豊かな人生を送ることです。
決して自分の言いなりになってくれること、ではないのです。
可変要素に目を向ける!
そんなわけで、大事なことは「可変要素」=自分の努力次第で変動する要素、に目を向けることです。
例えば面接での立ち居振る舞い、マナーについて知識が足りないことで不安な気持ちがあるとします。本やネットで調べてマナーを学ぶことは、努力し時間さえ割けば、誰でもある程度までの知識を得ることができ、おそらくこれまでよりは落ち着いて面接に臨むことができるようになるでしょう。
ところが、どんな面接官が出てくるか、といくら想像してみたところで、当然ですが自分で面接官を選べるわけではありませんよね。そんな妄想に時間を割く位ならば、しっかり自己分析をやり直すことに集中するほうがマシなはずです。
このように、自分が変えられること、動かせることに集中していく習慣を身につけましょう。
どうしても人間は弱いもので、他人の目が気になったりするものです。ですが、他人はあなたの人生には責任を取ってくれるわけではありません。
あくまで、あなた自身がやりたいことは何か、どんな人生を歩みたいのか、そこをじっくり考えて行動するようにしてください。
その他の関連記事はこちら
facebookページはこちら