せっかくビジネスパーソンとして頑張っていくからには、誰にも負けないほど稼ぎたい。そう考える方も一定数存在します。
転職活動を行う際には、一般的には年収がダウンするケースのほうが多いのですが、そうならないようにするためには、儲けの仕組みを学ぶことも重要です。
今回は、高い報酬を得るための考え方について、お伝えできればと思います。

他人と同じことをやっているうちは稼げない
しょっぱなから厳しい現実のお話を。日本人の特性として、周囲と同じ、調和を重んじる文化的背景があります。
職探しにおいても、「一般的なサラリーマンとして」生きていこうというイメージを持つ方が多いとは思いますが、それでは当然「一般的な」年収しか稼ぐことはできません。
それがいい、悪いという話ではなく、価値観の問題になりますが、「もっと稼ぎたい」と思うならば、周囲と同じことを考え行動していてはダメなのです。周りの誰よりもたくさん働く、とか、他のどの業界よりも利益率の高い業種を選ぶ、とか、何かしらのアイディアが必要となります。
枝分かれした道があるとして、誰もが右の道を選ぶとしたら、自分だけが左を選ぶ勇気を持つことができるかどうか。そこで不安な気持ちが勝ってしまうようであれば、「誰よりも稼ぐ」などという野望は持つべきではないかもしれません。
希少価値のある仕事か否か
自分が手がける仕事に、どれだけの希少価値があるのかを意識することも大切です。同じ職務に当たっている人が全国に何十万人もいる仕事と、数人しかいない場合と、どちらがより稼げるかは明白です。
端的な例では、プロスポーツ選手やアーティストなどはその部類に入ります。一芸に秀でる、それも極端に秀でるということが価値を生んでくれるのです。
そこまでいかずとも、アルバイトの学生さんにはできない仕事なのかどうか、入社1~3年の若手社員に引き継ぐことができない仕事なのかどうか、という観点で、自分が担っている仕事を棚卸ししてみると良いでしょう。もし仮に、自分の仕事が明日からでも新入社員に、いやそのへんのアルバイトやパートの方にでも引き継ぐことができるのだとしたら要注意。その仕事に、それだけの付加価値がないということを示しているのです。
資格が必要な士業、特殊スキルを要する技術職なども、ジャンルによっては希少価値の高い仕事となるでしょう。今からでもスキルを学ぶことができる職種であれば、チャレンジしてみるのも手です。
事業構造上、儲かりやすいか
ITバブルと言われて久しいですが、IT業界は押し並べて儲かりやすい構造だと言われます。工場を持たなくてよい、在庫を抱えないというリスクヘッジが最初からできていることも大きいでしょう。
IT長者がどんどん生まれ、芸能人と付き合ったり派手な生活で有名な経営者もたくさんいるのは、それだけの理由があります。金融や不動産、コンサルティングの業界も総じて利益率の高いビジネスだと言われています。いわゆる無形商材で、付加価値をつけて売ることのできる商材を持っている企業は強いわけです。
反対に、薄利多売の事業モデルになっている業種はきついはずです。少しでも安く売ることが最大の価値になっている場合、その商品を売る自分自身の価値さえも落とす必要に迫られるからです。
それよりは、営業マンの提案次第で商品価値が大きくもなり、小さくもなるようなマーケットでは、やり方次第で提供価値を最大化することができる可能性があるのです。
稼げる仕事とは、そのような可変要素の多い仕事とも置き換えられるのかもしれません。
中抜きされない仕事
仕事とは、多くの場合一人で、一社で完結するわけではなく、様々な協力者、協力会社が介在することで成立しています。そのおかげで円滑に仕事を続けられる反面、利益を按分することになるため、介在者が多ければ多いほど身入りは少なくなっていきます。
自分・自社の責任範囲を広げていくことで、中抜きされずにクライアントと直接交渉、直接取引するモデルで成立している仕事も、利益率は高くなるでしょう。極端な事例だと、自分で起業し独立した場合、いろいろなリスクと引き換えに、サラリーマン時代にはあり得なかった利益率の商売を手がけることもできるようになるのです。
インターネットの普及に合わせ、いわゆる商社機能、卸問屋さんの役割は、年々減少していくものと思われます。その時に、一番川上でビジネスの潮流を握ることができる企業を選ぶことが、より安全に、より多く稼げるようになるための最善の策と言えるのではないでしょうか。
その他の関連記事はこちら
facebookページはこちら