同学年の学生で一斉にスタートする就職活動とは異なり、転職活動は基本的にはどの友人・知人とも異なる自分だけのタイミングで、1人ぼっちで行っていく事になります。ともすれば孤独な戦いになっていく転職活動をうまく進めていくためには、周りの家族や仲間に相談し、精神的にも安定させていく事が重要です。ただし、どの相手にどんな相談をするのかは注意して考えなくてはなりません。

転職した事がない人には、わからない事が多い
自宅に住んでいる方であれば、真っ先に相談相手となってくれるのはやはりご家族の皆さんでしょう。ご両親であれば、当然親身になって悩みを聞き、アドバイスをくれる事と思います。でも、ご両親の持っている知識や経験談は、すべて昔の事です。今の社会情勢とは違っている事も多いでしょうし、例えばIT業界などを選択肢に入れている場合などは、ご両親の知識の及ばない範疇の相談事となってしまいます。「よくわからない、怪しい気がするから辞めておいたら?」「若いうちは、寝る間も惜しんで働くのが当たり前だ」なんて、的外れなコメントしかもらえないかもしれません。
また、転職をした事がない方が相手である場合だと、そもそも転職活動の流れや、今の仕事を抱えながら転職活動を並行して行う事の大変さなどは、わかるようでなかなかピンときてはもらえないかもしれません。履歴書や職務経歴書さえ書いた事がない方だと、何からアドバイスすればいいのかもわからないでしょうね。
誰もが、自分の経験や知識を元にアドバイスをする
上記の例えでも触れましたが、相談相手も当然ながら、自分がそれまでに経験してきた事や培ってきた知識を元にアドバイスをしてくれるわけです。公務員で一定のペースで働いてきた方だと、同じ仕事を繰り返し続けていく継続力こそが仕事に大事な事だと考えているでしょうし、バリバリのベンチャー企業で働いている方からすれば変化こそ進化の証だと捉えているかもしれません。自分が興味を持った求人を見せても、「ここは**だからやめておいたほうがいいよ」なんて言われてしまうと、そんな気になってしまいがちですよね。
意見やアドバイスを求めるのはいい事ですが、鵜呑みにせず、あくまでその人にとっての「経験」や「知識」をベースにした話だという事実を忘れず、あくまで自分の選択に役立つ情報の一部として受け取るようにしてください。
価値観だって、人それぞれ
「石の上にも3年。転職などと言わず歯を食いしばって頑張れ!」
「転職を意識した時点で辞めどき。悩んでいる時間さえもったいない、さっさと面接を受けるべきだ」
などなど、転職活動というわかりやすい正解のない命題に向き合った時の考え方はまさに十人十色です。なぜ転職しようと思ったのか、その理由を聞いた時に「それなら転職したほうがいいよ」なのか「今はぐっと耐えるべきだ」なのか。人によって真逆のアドバイスをしてくれる事もよくある話。誰もが、よかれと思って自身が信じる「正解」を道しるべとして話してくれるのでしょうけれど、それだってあくまでその人にとっての「正解」だという大前提を忘れずにいてください。
結局のところ、自分の道は自分で決める
色々とお伝えしてきましたが、結局は、何人からアドバイスを受けたとしても、それらのアドバイスを自分自身がどう受け止めて、どう解釈して、自分にとってのベストな選択は何であるのかという事を考え続ける必要があるわけです。転職するのかしないのか、するならどんな企業の選考を受けるのか。どんなチョイスをしたって、誰かにその責任を押し付けるわけにはいかないですよね。
自分の人生は自分で選び、自分で切り拓く。
その気概を忘れずに持っておくようにしましょう。
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