健康寿命が伸び、人生100年時代に突入した現代社会では、少子高齢化も相まってシニアの方でも「まだまだ働かなくては・・・」という気持ちになっていくのではないでしょうか。
自分で希望すれば65歳までの雇用延長が制度化され、50代を過ぎてから、いや、60代になってもなおキャリアデザインを考えることができるようになってきています。どのような選択肢を考えていくべきなのでしょうか。
再雇用がトレンドに
長く務めた企業で定年を迎え、一度はキャリアを完結させた方が同じ会社、あるいは同業などこれまでの経験値を生かせる職場に再雇用されるケースが増えてきました。家のローンを払い終え、子育てもひと段落していたりと金銭的にはかつてよりも余裕のある場合には、フィーよりも仕事のやりがい、社会貢献を求めて再就職するケースが多いようです。
ただし、年収面では3割以上のダウン、また同じ企業に戻った場合には昔の部下が自分の上司になっていたりと、人間関係の面ではやりづらさを覚える方も多いことが課題になっています。
シニア転職に挑戦する
上記のように、元の職場にはなかなかフィットできない環境にある方が外に出ようと、50代を超えてからの“シニア転職”もだんだん増えてきました。とはいえ、他の職場も環境としては似たようなケースが多く、よほど特殊スキルや経験を保有している人物は別として、なかなか優遇されて採用になるということは起こりづらいのが現実です。
もちろん、その経験や知識を即戦力として喜んでくれる企業だってある可能性はあります。焦らず、じっくり自分の強みをPRしながら探していくことが肝心です。最近では50代、60代でも元気な方が多く、人材要件に合いさえすれば、年齢をさほど気にせず採用というジャッジをする求人案件が増えてきていることは、シニア層にとっては朗報ですね。
ただし!もちろん、同じスキルであれば若いほうを採用したいというのは世の常です。シビアなようですが、年齢なりの経験値があることが必須条件となるでしょう。
起業してしまう
また最近ちょっとしたトレンドになりつつあるのは、再雇用でも転職でもなく、自らの経験や知識を財産としてプチ起業してしまうという方法です。たくさんの従業員を抱えてどんどん組織を大きくする、という狙いではなく、いわばコンサルタントの形で自身のスキルや知識を切り売りしていくスタイルで、これまでに培った人脈や顧客資産を辿って、いろいろな案件を業務委託で請ける方法では、さほど立ち上げに大きなコストを要するわけでもなく、比較的小さくゆとりを持ってスタートできるからです。
発注する側としても、該当業界については酸いも甘いも知り尽くしたベテランに依頼できる安心感があり、大船に乗ったつもりで相談できる点が受けているようです。
ここでも大金を稼ごうとする方よりも、あくまで社会に貢献し、自分の持つ力を必要としてくれる企業や人のために仕事をしたいという、前向きなマインドの経営者が成功に繋がっているようですね。
人生100年時代をより賢く生き抜くために。
私たちが考えなくてはならないことは、まだまだたくさんあるのです。
その他の関連記事はこちら
facebookページはこちら