もともと新卒で入社した証券会社は、お世辞にもぬるい職場とは言えず、独身時代だけ続けられる仕事だと思っていました。でも、実際に結婚し、しばらくして妊娠したことがわかり働けなくなって退職しようかと悩んだ頃に、こんなにやりがいのある仕事をこのまま終わるのはもったいない・・・そう思うようになり、主人にも相談しながら続けられる道を探すことにしました。

「慣れ親しんだ職場」というアドバンテージ
実際に産休・育休を取得した後に出産し、育児を行なってみて初めて気づいたのですが、子育ては本当に大変です。これまで、なんとなく仕事のほうがきついとタカを括っていた私にとっては、まさに晴天の霹靂でした。なにしろ、自分の都合でスケジュールを組むことができないのですから。世の中のママさん達を、本当に尊敬する気持ちになりました・・・。
そんな中、新しい仕事を探そうとしていたとしたら、これはものすごいストレスになったはずです。新しい人間関係を構築し、仕事のフローを覚えるのにかかる時間と労力は相当なもののはず。
そう考えると、時短勤務で仕事内容こそ削ることになったものの、慣れ親しんだ職場、人間関係の中で仕事が続けられるというのはとてもありがたいことでした。
時短だからこそ、時間への意識が強くなる
独身時代のように、際限なく働くことができなくなったことも、仕事の密度をアップさせるためにはいい材料となりました。
保育園への送迎があるため、頭とおしりの時間は物理的に制約されている生活の中では、仕事に割くことができる毎日の時間もきっちり決まっています。その中で、自分が担当するプロジェクトを進めたり、顧客接点を作ったり、営業ノルマを追いかけたりすることは、始めた頃は「絶対、無理!」と思ってしまったのですが、常に効率良く仕事を進めるためにはどうするか、と考えるクセが身についていき、どんどんブラッシュアップしていくことができました。
こうなると、独身の頃にもっとやれたのにな、と思ってしまうこともありますが(笑)、それも成長できた証なのかもしれません。
一生懸命、だから周囲も協力してくれる
ありがたいことに、最近世の中は「働き方改革」の真っ最中。私のように子育てをしながらも仕事を続けよう、とするワーキングマザーにとっては追い風ムードがあることは間違いありません。
でも、だからといってその風潮に胡座をかいて、「私は子育てで忙しいから」という雰囲気を出してしまうようでは、周囲の方々に気持ち良くサポートしてもらうことはできなかったと思います。
たまたま、私の仕事は以前から一緒にプロジェクトを作っていた仲間が数名いてくれましたので、彼ら、彼女らに迷惑をかけないように、短い時間でも会社から求められる成果を出そうと努力してきた結果、仲間たちも私の働き方を理解してくれて、夜遅くの対応が必要な際には手伝ってくれたり、その代わりに日中外回りで出ている際に資料作成を私が行なったりと、相互補完できる体制になっていきました。
「女性が働きやすい職場」って、制度が作るものではなく、そこにいる人達が作り上げていくべきものなんだ、と思うようになりました。もちろんルールも大切ですけどね・・・。
今では、この仕事を定年まで続けたい、と思うようになったことは、私にとって大きな喜びです。
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