はじめて私が働いたのは、仲の良かった先輩から誘われた建築業の仕事で、周りは9割方男性ばかり、という職場でした。周囲は数少ない異性である私に気を使ってくださって、例えば最初はなかった女子更衣室を用意してくれたりと、決して働き心地は悪くありませんでした。でも、あまりにも重たい資材を運ぶ毎日に疲れてしまったことと、この先長く続けられるようなイメージがなかったことから、思い切って転職することにしたのです。
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1:9から9:1へ
紆余曲折を経て、新しく選んだ仕事はコールセンターでの架電の仕事でした。
以前の職場は男女比が1:9でしたが、今回は真逆で約9:1、ほぼ女性ばかりで占められている職場でした。
はじめは女性同士ならではのいざこざもあったりするのかな、、、と戦々恐々としていたのですが、まったくそのような陰湿な話はなく、皆さんが親切に、そして丁寧に指導してくださるのでとてもありがたく思っています。
男性だから、女性だからという表現は差別になってしまうかもしれませんが、やはり繊細なところに気がつくのは女性の強みかもしれません。前の職場と比較すると、オフィスの清潔さも格段に違っていて、働きやすさは抜群でした。
まあ、それは裏を返せば、自分自身が清潔にしていないとすぐに気づかれてしまう、というプレッシャーでもあったのですが・・・笑
本音で対話できる
前の職場でも、決して悪い人がいたという記憶はありません。むしろ皆さんが親切で、“マイノリティ”である女性に対しては、ことさら親切にしてくださっていたのですが、次第にその「腫れ物を触る」かのような対応が、だんだん重荷になってしまったのです。重い物を運ぶ仕事は次第にアサインされなくなってきて、男女差といってしまえばそれまでなのですが、なんだか信頼されていないような、頼りにされていないような感覚になってしまったのです。
新しい職場では、新人だからといって甘えられる環境にはまったくありませんでした。必要な知識をインストールし終えたら、即本業開始。あまりにもスピードが早く、もう少し研修してほしい、と思ったほどでした。ですが、本音で叱咤されるという経験が長い間なかった私には、とても新鮮に、やりがいを感じることができました。
女性特有の悩みも相談できる
男女平等、とはいっても、身体のつくりは異なりますし、人生におけるライフプランはやはり今の日本では男女で違いはあります。私もこれから先、結婚、そして出産や育児をいずれは経験したいと希望していますので、そのようなプライベートな相談は、やはり同性の、似た境遇であったり過去に同じ道を辿ってきた先輩に相談することで、色々なアドバイスを得られることができました。いくら優しい方であっても、既婚男性の前の上司にはとても相談できるような内容でもなかったと思いますので、その意味でも転職した価値はあったと感じています。
いいことばかりではありません。そのような相談でも、相手を誤るとウワサ話が好きなのも女性の特徴ですから、気づいたらあっという間に自分のことがウワサとして広まってしまったりするリスクもあります。プライベートすぎる相談は、社内ではできないかなとは思います。日々のコミュニケーションだけでみると、どうでしょうか。個人的には男女半々くらいの職場が、一番風通しが良いかもしれませんね。
需要が男女比を決めてきた?
個人的な感想ですが、長い歴史を重ねて、やっぱり力仕事系は男性にしかできないことがあって、男性社会になっている。反対に、細やかな対応や作業が必要な仕事には、女性が集まっている。そんな需要による男女比の違いは、やっぱり厳然と存在しているように思います。
女性がたくさんいる職場は、女性にとって取り組みやすい職種、職務がたくさんあるから、なのかもしれません。私自身は男まさりな性格で、男性向けの仕事でも喜んでやるタイプではありましたが、生まれてはじめて「女性だらけ」のコミュニティを経験することで、自然と男性が集まる、女性が集まるという経緯があったのかな、と感じるようになりました。
今は、毎日楽しく「女子校」気分を味わいながら、仕事に取り組んでいます。
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