新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるい、ロシア・ウクライナ問題や止まらない円安ショックなど、今の社会の中では生活水準を保つことに対する脅威がどんどん増しています。そんな状況だからこそ『安定』を求めて“手堅い”業界、企業を選んで働きたいという志向の方が増えているようなのですが・・・。

10年どころか3年先は「闇」
“激動の時代”などとマスコミでは騒がれていますが、歴史を紐解いてみれば、いつだって戦争や伝染病など、何かしらのトラブルに見舞われてきたのが私たち人間です。きっと、これから先も色々な問題が起こり、その都度アジャストしていくことを求められる人生になることでしょう。大地震などは、実際に数年以内に起こると言われていますよね。今が良いからといって、「この業界にいれば安全だ」という神話は、もはや過去の遺産でしかありません。今日売れていた会社が明日も売れる保証なんて、どこにもないのです。「では、将来売れるようになるのはどこなんだ?」という疑問が湧き起こると思いますが、残念ながらそれは誰にもわかりません。どこの株価が上がるなんて最初からわかっていたら、全員大富豪になれるはずですからね。
必須となるアジャスト能力
社会情勢の変化により、昨日までは見向きもされていなかったような業種、仕事が突然脚光を浴びることになるかもしれません。転職とまではいかずとも、今働いている企業の中で、部署異動や組織編成によってまったく携わったこともないタスクを担う日がやってくるかもしれません。そんな時に強く賢く生き抜く術とは何か?それは、その条件下でフィットして、新しい環境でパフォーマンスを発揮できるアジャスト能力ではないでしょうか。新しい人間関係、新しい作業手順、新しいツール・・・。どんどん身の回りのモノ・コトが変化変容していく中でも、自分の<居場所>をきちんと作り守り抜く。これこそが、ビジネスパーソンとして稼ぎ続けて「安定」するための唯一無二の条件となるのではないかと思います。
備えあれば憂いなし、だが・・・。
そうなると、今後起こりうる変化にキャッチアップするための知識を身につけようと、例えば資格取得に走る人もいます。片っ端から、世の中で必要とされてきた資格の取得を目指して休日に勉強したりする、この努力自体は立派なものであり否定するつもりはありませんが、1つ留意しておくことがあります。それは、あなたが予防線として、備えとして身につけようとしている知識や経験は「今、この時代」までに必要とされてきたものです。未来永劫、必要とされ続ける知識やスキルであるのかどうか、その検証は絶対に必要です。わかりやすいところでいけば、語学などは翻訳精度の高いIT技術が進化していけば不要になるとも言われています。そうだとすると、(好きで取り組むのは別として)ビジネス観点で語学習得に時間を割くことよりも、もっと優先度の高いことが他にあるという話になってしまうわけです。
未来の事は誰にもわからない、だからこそ先読みする力が重要になってきます。自らそのセンスを磨くのか、あるいは優秀な仲間をみつけるのか。いずれにしても、ボーッと生きていくことで「安定」を勝ち取ることできる時代ではない、という事実だけは忘れずにいて頂きたいものです。
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